Year In, Year Out ~ 魚花日記

ロッドビルドや釣りに関する話題を中心に。クラシック音楽や本、美術館巡りに日本酒も。

「近代日本の美術」展 (東京国立近代美術館)

2009年08月05日 | 美術・芸術

先週、ゴーギャン展を見たその足で、館蔵品による「近代日本の美術」展の方も見てきました。

時間的にはこちらの方が長く居たでしょう。教科書で見たような有名な作品も並んでいます。一番の好みはやはり洋画でした。

黒田清輝はやはり私のなかでは別格。


(黒田清輝「落葉」1891年)

黒田清輝と同世代ですが、こちらは藤島武二。晩年に描いた日の出の情景。


(藤島武二「港の朝陽」1934年)

いつもながら佐伯祐三の壁文字には何故か心惹かれます。


(佐伯祐三「ガス灯と広告」1927年)

いつもは素通りしてしまう日本画ですが、じっくり見ていると洋画にはない繊細さが光ります。今回一番凄いと思ったのはこちら。


(上村松園「母子」1934年)

最後に、展示では一番最初のスペースに置いてあったものですが、ようやく実物を眼にすることが出来ました。


(荻原守衛「女」1910年)

この間から似たようなことばかり言っていますが、東京というところは本当に便利なところです。まさに眼福。これだけの展示を館蔵品だけでやってしまうところはさすがです。勿論、これらは所蔵しているもののごく一部でしょうから、ブリヂストンと同様、定期的に常設展も見に来る必要があるなと思いました。

近代日本の美術
東京国立近代美術館
2009年6月13日~9月23日

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2 コメント

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イイナー (文泉)
2009-08-05 14:24:35
魚花さん

5点ともにイイデスネー

本日、投函の手紙でも書きましたが、
碌山美術館ー南安曇郡穂高町5095-1
はお薦めです。

文泉
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文泉堂さん (魚花)
2009-08-05 20:15:07
5点、お楽しみ頂けましたか?

絵葉書があっても気に入ったのがなかったり、
気に入ったのがあっても絵葉書にはなかったり、ですが、
いつも楽しみに選んでいます。

碌山美術館というのは知りませんでしたが、
荻原守衛の彫刻には今回とても惹かれたので、
機会を作って行ってみたいと思います。
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