夏休み前半は札幌の実家でゆっくりしていたが、家にいる間は、「アメリカ横断ウルトラクイズ」の本全16巻を読むことが多かった。
読み返してみると、函館に関する問題がチラホラと出題されているのに気付いたのだが、そんな中に、これはちょっと酷い、聞き捨てに出来ないという問題を見つけた。
それが写真の、1982年に放送された第6回大会で出題された問題。
成田空港のジャンケンを勝ち抜き、サイパンへ向かう機内での400問ペーパークイズの問題に、こんな問題があった。
Q 函館にあるのはどれ?
1 三稜郭 2 四稜郭 3 五稜郭
この機内ペーパークイズは三者択一式というルールなので、答えは一つしかないという前提で出題されています。
もうおわかりですね。この問題文だと、正解は一つではなく複数あることになっちゃうんです。
写真の本には、この問題の答えとして「3」と書いてあり、つまり、「1」及び「2」を選択した挑戦者は、不正解として加点されなかったということになるわけで、この問題は、函館の歴史に関してしっかりと調査せずに作成されてしまい、誰もそのことに気付かずに出題されてしまったという、クイズ番組としてあるまじきことが行われてしまったということなのです。
というわけで、この機会に、「四稜郭」についておさらいしましょう。
「四稜郭」とは、箱館戦争に際して、旧幕府軍が築いた西洋式の土塁跡。
五稜郭から北方約3km先に位置し、五稜郭の鎮守府であった東照宮を守るために、1869年(明治2年)4月下旬に数日間で急造されましたが、5月11日早朝に新政府軍の攻撃を受け、数時間で陥落してしまったとされています。
その後、1934年(昭和9)年に国指定の史跡となり、1969年(昭和44)年から約四年をかけて、土塁修復などの整備工事、記念碑の建立などが行われ、現在に至っています。
(場所はこちら)
とまあ、四稜郭に関してはそんなところですが、話はどうもこれだけでは終わらないようで、この記事を書くために色々と調べてみたら、このようなサイトがヒットしました。
ムムム、これは知らなかった。面白そうなので調べてみるとしましょうか。