先日も掲載した、「函館公園」の「こどものくに」にある観覧車。
色々と調べてみた末、次の通り情報を入手することができた。
・「こどものくに」は、1954年(昭和29年)に開催された「北洋博覧会」で、函館公園と共に会場になっていた五稜郭公園に設置されたものを、二年後、1956年(昭和31年)の5月5日、こどもの日に、函館公園に移設したもの。
・しかし、この観覧車は、函館公園移設当初からあったものではなく、元々は1950年に大沼湖畔に設置されたものが(その写真を見つけた)、1965年に函館公園に移設されている。
・現在、日本国内で現役で稼働している観覧車の中では、これが最古のもの。現存しないものも含めた最古のものは、1906年に、日露戦争の勝利を記念して大阪の天王寺公園で開催された博覧会で設置されたものであるが、その観覧車が日本最古であることが判明した時点で、既にその観覧車は取り壊されていたので、「では、現存するものの中で最古はどれか?」と調査した結果、この観覧車であることが判明したとのこと。
・この観覧車は、直径10メートル、高さ12メートルと小さいが、上には上がではなく下には下があるもので、日本一低い観覧車は、東京の「花やしき」にあるもので、何と、高さは6メートルしかないとのこと。因みに、国内で最も高い観覧車は、大阪吹田市のEXPOCITYにある「OSAKA WHEEL」というもので、高さは実に123メートル、世界最高のものはそれより凄く、アメリカはラスベガスにある「ハイ・ローラー」というもので、実に167メートルもあるとのこと。
・どうでもいい話かもしれないけど、高さの比較という点で言えば、初代ウルトラマンの身長は40メートル。(最高にどうでもいいが、「ウルトラマンエース」に登場した「ヒッポリト星人」の投影体の身長は200メートルとされていた)
とまあ、大体こんな話を、僭越ながら、ガイドとしてさせていただきました。(ウルトラマンの話は本当にしたけど、ヒッポリト星人の話はさすがに・・・)
緊張したけど、なかなか楽しかったです。