写真は、函館駅前の「フォーポイントバイシェラトンホテル」のロビーにあるもの。
函館の姉妹都市である、カナダのハリファックス市にある「オールド・タウン・クロック」のミニチュア版です。
「オールド・タウン・クロック」とは、ハリファックスのシンボル的存在である時計台で、1803年に、イギリス国王ジョージ3世の息子で、時間にことのほか厳しかったといわれるプリンス・エドワードによって造られ、二百年以上経った現在でも、現役として時を刻み続けています。
函館市は、1982年(昭和57年)11月25日、五稜郭に似た星形城郭「ハリファックス砦」を有していることが縁で、ハリファックス市と姉妹都市提携を結びました。
当時市制施行60周年を迎え、海外の都市との姉妹都市提携を望む市民の声が高まる中、最初に提携を結んだ姉妹都市で、それ以降も、訪問団、学生、教員の相互派遣など交流が盛んに行われていますが、何と言っても有名なのは、毎年12月に開催される「はこだてクリスマスファンタジー」へのモミの木の提供だと思います。
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また、これは余り知られていないのかもしれませんが、同じような城郭を有する都市同士の交流も盛んで、「世界星形城郭サミット」なるものも開催されたりしています。
ハリファックス市の他には、ドイツのミュンスター市、フランスのカレー市、オランダのヘレヴーツリュイス市、フィンランドのハミナ市、イタリアのパルマノヴァ市、ロシアのサンクトペテルブルグ市、ベトナムのフエ市、そして日本国内でも、長野県佐久市と、「龍岡城五稜郭」なる場所が縁で、提携が結ばれています。
「五稜郭」は函館だけではなかったんですね。ここはぜひ行ってみたいと思います。