「十字街」電停の側にある、函館市企業局が入っている「アクロス十字街」というビル。
その1階ロビーにあるのが、函館市の下水道で用いられているカラーデザインのマンホール。
函館の下水道は、1907年起工という古い歴史がありますが、現在に至る公共下水道は1948年(昭和23年)に始まり、市内に鉄製マンホールが設置されるようになりました。
1980年代に入り、全国各地で、市の花や木、特産物などをデザインしたデザインマンホールが普及するようになり、函館市もそれに同調して、まず1989年に、市の魚であるイカをデザインしたマンホールが誕生しました。
これに続き、1992年には、特別史跡五稜郭跡と旧函館区公会堂をデザインした「五稜郭」が採用され、95年には、函館市の観光シンボルマーク(ハリストス正教会とカモメをデザインしたもの)をマンホール用にアレンジしたものが採用されました。
この三種類、設置当初は全てモノクロでしたが、1996年に、写真のように着色したカラーマンホールの設置が始まっています。
そしてもう一つ、2001年、当時まだ函館市に合併していなかった旧戸井町地域において、町の魚あったタコをデザインしたマンホール(上の写真右)が登場し、2004年に戸井町が函館市と合併したことで、函館市のマンホールとして仲間入りしました。
現在、これらのカラーマンホールは、イカ、五稜郭、シンボルマークは西部地区で、タコのは、戸井町の一角にある一般国道278号沿いで、見ることができます。(
以前紹介していました)
その四つが、こうして一箇所に纏められて展示されており、知る人ぞ知る人気スポットとなっているようです。
(
アクロス十字街の場所)
最後に、これは函館オリジナルではないのだけど、全国50の自治体で52もの種類がある
「マンホールカード」。
これもなかなかの人気のようですよ。