以前紹介した、西部地区にある「日本最古のコンクリート電柱」。
これに関して、先日、職業柄面白い質問をされた。
「この電柱って、北電(北海道電力)の物?それともNTTの物?」
答えはリンク記事にも書いてあるのだけど、この電柱は、北電こと北海道電力の前身である「函館水電会社」が1923年に設置した物。
なんだけど、本当に今も北電なのかなと思って、番号票に注目してみた。
あ、間違いありませんね。
確かに北電の所有物です。
最古のコンクリート柱のすぐ側に立っている同型の電柱。
これは1996年に建てられた物なのだが元々、最古の電柱と同型の物が建物を挟んで設置されていたのが、1971年に道路工事によって撤去されてしまい、撤去から二十五年経って再建されたもの。
当時、二本の電柱は「夫婦電柱」と呼ばれていたのだが、現存する二本は七十三年も差があるため、夫婦どころか、お爺ちゃんと孫娘、いや、どうかしたらひいお爺ちゃんかもしれない感じです。
最後にもう一度この写真。
私がこの写真を撮っていたら、側を歩いていた観光客らしい女性二人が足を止め、案内表示板を見て「こんなのあるんだ~」という話をしていました。
観光で来られた方に、スポットを一つ紹介して差し上げることができ、よかったです。