今日読書会でした。
この所、弟一週にしたり二週にしたりしていたためか、
お忘れになった方が発生。珍しく六人でした。
乙川優三郎著「冬の標」を読んだのですが、
最初の言葉が「凄いわね~」「勇気あるわね~」でした。
時代設定は江戸時代、幕末です。主人公の明世は娘時代から
絵を先生について学びますが、この時代は珍しかったようです。
結婚して、舅が亡くなり、子供が生まれまもなく夫が亡くなり、
実家から戻して欲しい旨を申し入れても、子供の母親であることを
理由に婚家からでられなかったのです。
生活全体を明世は賄いながら、絵をまた描くのです。
紙や顔彩を買う費用も大変だったらしく、髪飾りも櫛も
手放してます。
台所の片隅で描くのですが、その時間を沢山持ちたいために
家事を頑張ります。その気持ちは良くわかりますね。
絵を描くために生きている、そんな気配を感じさせられました。
絵の仲間の男性と相思相愛になります。
女児しか生ませられない養子先で、
絵を描きたいと言う思いが同じ男性です。
今の時代でもビックリですが、江戸時代なのです。
勇気あります、と言ったメンバーの気持ち良くわかります。
倒幕とか勤王とか、維新にむかって落ち着かない時勢に
一人息子の行く末に、心休まらない母親としての明世も良く書かれています。
時代を江戸時代に設定していますが、現代をスリップさせただけ、
と言うのが、メンバーの意見でした。
経済状態が落ち着かず、いつ会社がどうなるか解らない現在、
息子の会社がいつどうなるか、全く先の事は見えない。
それが現在の状況ですから。
著者が理想とする女性はどんなタイプか?
著者の出身、経歴、思想なども話題になりました。
いろいろな話題が飛び交い、久し振りに驚いたり
感心したり出来たのは私だけでは無いでしょう。
この所、弟一週にしたり二週にしたりしていたためか、
お忘れになった方が発生。珍しく六人でした。
乙川優三郎著「冬の標」を読んだのですが、
最初の言葉が「凄いわね~」「勇気あるわね~」でした。
時代設定は江戸時代、幕末です。主人公の明世は娘時代から
絵を先生について学びますが、この時代は珍しかったようです。
結婚して、舅が亡くなり、子供が生まれまもなく夫が亡くなり、
実家から戻して欲しい旨を申し入れても、子供の母親であることを
理由に婚家からでられなかったのです。
生活全体を明世は賄いながら、絵をまた描くのです。
紙や顔彩を買う費用も大変だったらしく、髪飾りも櫛も
手放してます。
台所の片隅で描くのですが、その時間を沢山持ちたいために
家事を頑張ります。その気持ちは良くわかりますね。
絵を描くために生きている、そんな気配を感じさせられました。
絵の仲間の男性と相思相愛になります。
女児しか生ませられない養子先で、
絵を描きたいと言う思いが同じ男性です。
今の時代でもビックリですが、江戸時代なのです。
勇気あります、と言ったメンバーの気持ち良くわかります。
倒幕とか勤王とか、維新にむかって落ち着かない時勢に
一人息子の行く末に、心休まらない母親としての明世も良く書かれています。
時代を江戸時代に設定していますが、現代をスリップさせただけ、
と言うのが、メンバーの意見でした。
経済状態が落ち着かず、いつ会社がどうなるか解らない現在、
息子の会社がいつどうなるか、全く先の事は見えない。
それが現在の状況ですから。
著者が理想とする女性はどんなタイプか?
著者の出身、経歴、思想なども話題になりました。
いろいろな話題が飛び交い、久し振りに驚いたり
感心したり出来たのは私だけでは無いでしょう。