朝から陽射しがあり、暖かく春のような一日でした…。
昨日頑張って寝具を外し、お洗濯をしたり、陽射しの代わりにエアコンの風で、
寝具を温めましたが、今日でしたらそのような事をせず、良かったのに…。
昨日は寝具の始末をしながら、台所の流しの下の戸棚も綺麗にしていました。
ずっと使っていないフードプロセッサーを発見。夫が健在の時には、料理の時に
使っていましたが、独りになってからは、全く使っていません。
フードプロセッサーを見た瞬間、”懐かしい…”と思いました…。
夫の急逝は予想外のことでした。
体調の悪いわたしに、”あなたの面倒は絶対看るからね…”と常に言っていた夫です。
”何処かが悪い”という事も無く、元気な人でしたから、67歳で自分のベッドに寝たまま、亡くなるとは想像出来ませんでした。暫く動けず、言葉が出ませんでした…。
「女性は男性に従うべき」と言う古い観念の父親でしたから、わたしが生きていくための柱が、急にいなくなったのです。どうしたら良いか、全く見当もつかず、途方に暮れ、暫く動けませんでしたし、声も出ませんでした…。
親しくしていただいてます、お隣さんの奥様に、夫が亡くなっていることを伝えにいきました。裏口から、お隣へは、外に出なくても庭を通って伺えますから…。
”娘たちに知らせたの?”と、お隣さんに言われて初めて、どこにも連絡していないことに気が付きました。
長女に電話をし、夫の死を伝えたのですが、長女は”嘘”と一言…。誰も想像できなかったことです。思わずその言葉が出たのでしょう…。
日頃、悪戯ばかりしている母親でしたから、”嘘”と言う言葉になったのでしょうね。
偶々、日曜日でしたので、二人の娘の家族がやって来ました…。
お隣さんが、警察に電話を…と言って下さり、わたしが電話をしていました。
それからの事は、流されて動いただけ…。覚えていません。
警察の方が、夫を検査のために連れて行くので、”タオルケットを下さい”と言い、そのタオルケットで夫を包み、車に乗せてつれてきました。
”多分解剖という事には、ならないでしょう”と言われました。ほっとしたというより、なんとも所在なく落ち着かない数時間だったことを覚えています。
タオルケットをシーツにしてますので、急に夫が急逝した日の事を、思い出したのでしょうか…。何気なく、あの日の事を書いている自分に驚いています…。