一日中、雨が降ったり止んだりの落ち着かないお天気でした。
でも、午後から、作りかけで放置したままのスカートを仕上げたくなりました。
大分前に亡くなった舅の着物で、わたしのアンサンブルとスカートを作る予定でした。
その頃、洋裁の”街の先生”という方に、教えて頂いてました。
へちま襟が好きなので、それを教えて頂くことになっていたのです。
へちま襟の上着の型紙を作り、裁断し縫い始めた頃から、街の先生に認知症の症状が。
へちま襟の説明も変で、理解出来ず、わたしの知識が無いのが原因と思ってました。
10年位前の事ですが、それが原因で泥大島の上着もスカートもまだ未完成のまま。
手を付ける気になれませんでした。大きなビニール袋に入れて仕舞い込んでいました。
後で知ったのですが、お世話になっているリホームのお店の方の同僚だったのです。
先日、その方に事情を説明し、放置していた縫いかけの物を視て頂きましたら、
”これは酷い”と言われ、”同僚の事だから私が始末する”と言って下さいました。
知識のないわたしには”無理”と断言されましたので、スカートだけ持ち帰りました。
やっと義父の泥大島に触れられるようになりました。
認知症になってしまった方の事も気になりますし、仕掛品はとても修正出来ません。
もう諦めていました。でも、義父の着物ですので処分は出来ませんでした。
今はホッとしてます。
スカートは表と裏を合わせて、縫えば出来上がりです。ファスナーもついて居ます。
順調にいけば1日も掛からない筈でした。
ところがこの泥大島はわたしとの相性が悪いのか、ロックミシンの調子が悪くなり、
4時間近く、その調整に時間を掛けましたが上手くいきません。
疲れてしまい、明日、明るい時間帯に再度頑張ることにして、諦めました。
つくづく、縫えるだけではダメ、ミシンやロックミシンの調整ができないと、
”駄目”という事を痛感させられました。