忘れられない言葉

１月３１日　木曜日　晴れ

今日も良いお天気でした。
日だまりに座って刺繍をしながら、春めいた空気を楽しんでいましたが、
お日様の暖かい優しさに包まれていたからでしょうか、我慢が出来ないほどの強い眠気に襲われました。

眠気の原因は分かっていました。
昨夜、時計を見ながら本を読んで居たのですが、ふと気がつきましたら夜中の１２時を過ぎていたのです。
早く寝ないと明日に響く、と思いながらテーブルの上を片付けていました。

その時、テーブルの上の時計を見てびっくりしました。１時を過ぎていました。
ベットの脇の時計を見ましたら、やはり１時を過ぎていたのです。
柱に掛けて居ます時計が遅れていたのです。

この所５分の遅れがあった事は承知していましたが、これほど大きく送れていたとは気がつきませんでした。
結局ベッドに入ったのは２時近くなっていました。

それなのにいつもの時間に目ざめたのですが、身体の事を思って起き上がらず横になって居ましたら、
知らないうちに少し眠ったようです。亡くなった父が厳禁していました２度寝をしたようです。
眠りが浅かったからしょうか、覚えては居ませんがいろんな夢を見ていたような気がします。

昼寝をしないように、文旦の注文書を書いてFAXしたりしていました。
発送は２月中旬になるそうです。その頃になると文旦の味が良くなるのだそうです。
電話の向こうの方の話し方も声も似ていますが、今回も数年前の人の声ではありませんでした。

あるじが亡くなって初めて文旦の注文をFAXをしたときの事です。
その方は「発送人の名前が変わっているけど良いのかい？」とわざわざ電話をして下さいました。
あるじが急逝したことを伝えますと「辛いね。辛いだろう？ご主人の分も頑張るんだよ」と言われました。
おばあさんのような野太い声でした。涙が溢れて返事が出来なかったことを覚えて居ます。

この２，３年、電話の声はあのときの野太いおばあさんの声ではありません。
あの方の事が気になっていますが、その消息を聞く勇気が有りません。
文旦の注文の時だけの繋がりですが、あのときのあの暖かい言葉を忘れられらません。

”近々”の眼鏡は楽でした。

１月３０日　水曜日　晴れ

眼科に検眼の予約を９時半にしていました。
わたしの眼鏡は遠近を使って居ます。ところが最近見にくくなっていました。
本を読んだり針仕事をしますととても目が疲れるようになってきていました。

それにリコーダーを吹いて居るとき楽譜が読めないことが度々有りました。
オタマジャクシが五線の上なのか間なのか、判断出来ないときが多くなってきていました。
それで検査の結果、”遠近”の眼鏡だけでは無く”近々”と”中近”を作った方が良いと言われました。

でも今日の検眼は”近々”だけでした。これを使って様子を見ることを薦められたのです。
検眼中、何度かわたしの今使っている”遠近”と交換して試してみました。
”近々”はとても楽でした。一日も早く眼鏡を作りに行きたいと思って居ます。

でも、眼科での検眼を終えてホットしたのでしょうか、間抜けな事をしてしまいました。
同じ建物の１階に眼鏡屋さんがあり、その店の割引券と紹介状を眼科から頂いて居ましたので、
帰り際に立ち寄るつもりでしたのに素通りしてしまったのです。大失敗です。

そのままバス通りを歩いて、洋服のリホームの店に廻りました。
先日、黒のカシミヤのコートの肩パッドを小さくするようお願いして居ました。
肩幅が狭いので、パッドが似合わず、フットボール選手のようになってしまうのです。

今日はそのコートの仮縫いをしに来て欲しいと言われて居ました。
それで朝から着物を着ず、颯爽とズボンをはいて姪から送ってきていましたダッフルコートを着ていきました。
お日様がありましたし風もありませんでしたので、ダウンを着なくても大丈夫と思ったのです。

久しぶりに気持ち良く大股でサッサと歩き、少し汗ばみました。
眼科とリホームの店へ行っただけですが、６８００歩も歩いていたのです。
朝食は牛乳だけだったからでしょうか、久しぶりにちょっとだけ空腹感を感じたのが嬉しかったです。

残り物での実験料理は成功！

１月２９日　火曜日　晴れ

暖かい日でした。お洗濯も気持ち良く乾きました。
９時からほのぼの編集会でしたので、朝の家事仕事は忙しかったのですがその後はわたしの自由時間。
和室の座卓の下に大きなムートンを敷いて、その上に座って本を読んでいました。

昨日から読み始めています専門書を読んでいたのですが、少しずつ理解出来るようになって来ていました。
もっと早く読みたいと思うのですが、思うように読み進めないで居ます。仕方がありません。
疲れたら癒やし系の本を少し眺めて小休止、それを繰り返していました。

気分転換に冷蔵庫と冷凍庫の整理をするつもりで、実験料理を作ることにしました。
野菜入れに、ハヤトウリ、にんじん、白菜とキュウリが入って居ました。
ハヤトウリ、にんじんは皮を剥いて薄切りにし、白菜は軸の所と柔らかい葉の所を分けて、
軸の部分を３㎝に切りそれを５㎜くらいの千切りにしました。

ゴマ油で刻んだ野菜をサッと炒め、皿に冷凍庫からヤリイカや油揚げを出して一緒に炒めました。
ヤリイカは輪切りにし、油揚げは千切りにしました。味付けは塩、醤油、砂糖と日本酒を使いました。
これがメイン料理です。

次に、同じような材料（にんじん、キュウリ、白菜の軸部分と針生姜）で、サラダ風のお新香を作りました。
味付けは梅酢、醤油少々、塩を良く野菜と混ぜ合わせました。煎りごまの半刷りをたっぷり乗せました。
動物性蛋白の補給にはボイルしたウインナーを辛子醤油で、箸休めは昨年作りました生姜の甘酢漬けです。



主食は玉子を入れたお粥です。あっさりしてどれも美味しかったです。
食後の果物は戴いた蜜柑にして、さらにちょっとだけ甘い物を食べたくなります。
今日はあるじが好物でした、とらやの羊羹にしました。あるじ好みに小さく切りました。



これでお終い。今日のわたしの夕食です。
冷蔵庫の整理をしながら実験料理は、手前味噌ですが結構美味しかったです。
作り方を書き残すのですが、同じ材料をわざわざ揃えてまで作ることはないですね。
実験料理はわたしの最大の趣味かもしれません。楽しみました。

心の荷物を手紙に

１月２８日　月曜日　一時雪のち晴れ

朝の内少し雪がふりましたが、すぐに太陽がサンサンと照り気持ちの良い一日でした。
部屋の片づけやお掃除を済ませて、今日はとにかく手紙を書かないと・・・と思っていました。
気になっている事を少しずつこなしていきませんといつまで経っても気持ちが軽くなりません。

楽しいことや近況報告でしたら気が楽なのですが、どう見ても楽しい話題では無いのです。
伝えなくてはいけない事を箇条書きにして、それを文章にしました。
気軽な手紙でしたら下書き無しで書いてしまうのですが、今回はそれは出来ません。

便せんに書き写すのですが、つい文章に手を入れて仕舞いますので、また書き直しします。
バッハの無伴奏バイオリンを聴きながら書いて居ましたので時間の経過に気がつきませんでした。
時計を見て仰天。もうヨガに出かける時間になっていたのです。でも手紙は何とか書き終わっていました。
行きがけに投函して一件落着。心の大きな重たい荷物も一緒に投函した気分でした。

学生の頃の恩師の論説が掲載されて居るはずの雑誌が午後配送されました。
随分長いこと専門書を読んでいませんから理解するのは大変でしょうが、挑戦してみます。
国文学も統計学的な一面が有ると知った時は、なにか妙に嬉しかったのを覚えて居ます。

ずっとずっと昔、ほんの少しだけ研究過程でわたしも参加させて頂いたことがありますので、
その記憶を頼りに先生の論文を少しだけでも理解したいと思っています。
梁塵秘抄も読みたいし、佛教の関連の本も読みたいし飛んでも無く忙しくなりそうです。

でも嬉しいことにテストがあるわけでは無いので、マイペースでゆっくり楽しんでいきます。
やっと、わたしのライフワークが見つかったような気がしてます。
先生がお元気で居られる内に、少しでも前に進みたいです。そしてご指導をお願いしたいです。

カメコには迷惑？？？

１月２７日　日曜日　晴れ

良いお天気でした。それでベッド周りのシーツなどを外して全部洗いました。
藤棚の下に入れて居ます竿を使いますと、かなり大きな物でも干せるようにして居ますので、
お布団などをまず干して、その後に選択した物を干しました。お日様の匂いたっぷりのお布団になりました。

ベッドを作って部屋のお掃除も済ませたのですが、今日はカメコの水槽を洗うことにしていました。
カメコは水槽の中に入れたまま運びますと怖じけた顔をしますのでカメコをまずお風呂場に連れて行きます。
いつもより、今日はお水が汚れていたような気がします。可愛そうなことをしました。

水槽を洗ったり小さな石を洗ったり、濾過器も洗いますので気を付けませんと腰が痛くなります。
お水を入れないで所定の位置に水槽を置いてから、カルキを抜いていました水を水槽に入れ、
ヒーターを入れて少し水温を上げてから、カメコを水槽に戻すようにしています。

お水が温まるまではカメコと遊ぶのですが、喜んで居るのはわたしだけでもしかしたらカメコには迷惑？
エプロンのポケットに入れて台所で少し仕事をして、机の所にすわりましたらポケットから出て来ました。
出て来てすぐにエプロンのポケットから滑り落ち、お腹を出してしまいました。



割りに素早く起き上がるのですが今日は暫く仰向けになったままでした。
でも、動き出してもまたすぐにひっくり返ってしまい、この状態で動こうとしないのでちょっと心配でした。



でもまもなく、首を使って上手に起き上がり、ムートンの上をトコトコ歩き始めました。



暫くムートンの上で遊んで居ましたが、そろそろ水槽に入れようと思い、わたしの手のひらに載せ、
わたしの机の上に置きましたら、ムートンと感じが違うからでしょうかよたよた歩くのが可愛かったです。



水槽に戻しましたら、すぐにヒーターの下に潜り込んだり濾過器の上によじ登ったり良く動いていました。
暫くして、お腹が空いたのでしょうね、ご飯を欲しがりました。久しぶりの現象です。
ちょっと嬉しかったです。よく食べていました。

でもしばらくはわたしが顔を出しますと人工岩に潜ってしまいます。嫌われてしまうのです。
何時も、２，３日で元に戻りますから、静かに待つことにします。

綺麗になった水槽の脇で、頼まれています枕カバーの図案探しをして居ました。
また刺繍をして枕カバー作りに精を出します。これが出来上がったら作務衣作りをスタートするつもり・・・。

カメコがハンスト？

１月２６日　土曜日　晴れ

湯河原に行って家を空けた事を、カメコが気に入らなかったような気がします。
お腹が空いて居るはずなのですが、わたしが餌の入れ物を見せると人工岩に潜ってしまうのです。
お腹が空けば食べると思って居ましたが、一晩は全く食べようとしませんでした。驚きました。

もっとも数日食べなくても心配は無いのですが、まさかこのような動きをするとは・・・。
初めてのことです。
明日はカメコの水槽を洗ってお水のも交換して、その後はカメコをお風呂場で遊ばせますから、
カメコのご機嫌も直ると思います。

カメコが空腹にしておくのは可愛そうですので、何時もの場所に浮くタイプの餌を入れて置きますと、
朝には完食しています。夜中に食べているようです。

陽射しの有りましたので、カメコの水槽の脇でリコーダーの練習をしていましたが、
カメコは姿を見せませんでした。いつもなら、水槽の中からわたしの様子をじっと見ているのですが・・・。

陽射しを受けながらリコーダーを吹いていますと、吹いて居るのに眠たくなって来ました。
眠気覚ましにお茶を飲んだり色々大変です。
居眠りが出そうな事が度々ありますが、これも歳をとったからなのでしょうか・・・。

来週辺りからまた洋裁を初めて見ようと思って居ます。
作務衣を縫ってみたいです。その前に不要の着物を解くことから始めなくてはいけませんが。
着物を解いて、水洗いをしそれを干して乾かし、それからアイロンをして縫う布にします。

その作業だけでも少しずつ手がけるようにしようと思っています。

冷凍庫の整理で夕食

１月２５日　金曜日　晴れ

良いお天気でした。
フラフラ感が強かったのですが、お洗濯をしたり部屋を片付けをしました。
ただ生協の注文をし忘れてしまいました。残念ですが、来週の配達はありません。

でも我が家の冷凍庫にはまだ色々入って居ますから、食べる物に困る事は無いので安心ですが。
今日も昨年中に使ってしまいたかった冷凍庫の食材を使って夕食にしました。



まず主食には、塩鮭を使って鮭ご飯を炊きました。
材料は米２カップに塩鮭２切れ、その他には出汁昆布１０㎝、水２カップと日本酒７０ccと
少しの針生姜を入れて炊くだけです。

炊き終わってから鮭の皮と骨を外して、シャモジでご飯と鮭を混ぜ合わせます。
塩分が不足していましたら少し塩を加え、白ごまを煎ってご飯と混ぜて出来上がり。主食は完成です。

主菜は白菜、にんじん、ピーマン、いかげそと茹で豚の炒め煮にしました。
少し葛でとろみを付けますと、暖かさが長持ちして寒い日には最適です。
いかげそは冷凍庫に入って居た物ですし、茹で豚はそろそろ食べ尽くさなくてはいけない残り物です。

野菜はモヤシでもキャベツでも何でも応用出来ます。冷蔵庫の野菜入れを覗いて片付けると良いのです。
雪花菜は先日作った物の残り物ですしキビナゴの佃煮、栗きんとんは頂き物です。
味噌汁は冷凍のシジミを使ってお粥用の行平鍋を使って作りました。

お新香は赤カブを買って作ったもので、亡くなった母の大好物でした。
食後のデザートに先日作りましたゼリーを少しだけカップに入れてます。
お昼が麺類でしたので、久しぶりに夕食時にご飯を炊きました。炊きたてのご飯は美味しかったです。

夕方から夜に掛けて、次々に電話がかかってきて何となく時間が過ぎてしまいました。
わたしも検眼の予約をしたり電話をするところがあったのですが、かかってくる電話が多かったです。
キャッチホンで次々に電話がありました。珍しい事です。
電話は何故か集中的にかかってくることが多いのです。平均的にかかってくれると良いのですが。

親切な大女将と若女将

１月２４日　木曜日　晴れ

湯河原は朝から良いお天気でした。
３人で出かけてきたのですが、お一人が古い知り合いのお宅へ立ち寄られると言うので宿で別れ、
わたしと友人の二人で町立湯河原美術館に行くことにしていました。

ご親切に宿の大女将が車で送ってくださると若女将が声を掛けて下さいました。
お言葉に甘えて美術館に向かったのです。
ところが美術館にまっすぐ向かわず、奥湯河原の方までドライブしながら案内をして下さったのです。

運転をしながら、一軒一軒高級ホテルの名前を挙げ宿泊料金の説明をしたり、
２．２６事件の旅館だとか結構詳しく説明をして下さいました。
わたしより少し年齢が行って居る方でしたので、手信号で”行くように”と言う合図が解らず、
後ろに乗っていてひやひやすることも有りましたが楽しいドライブでした。

不動の滝や万葉公園などにも連れて行って下さったのです。
町立湯河原美術館の前で下ろして頂く時、「見終わったら電話をして下さい、迎えに来ます」との事。
申し訳無いので辞退したのですが、「どうせ暇をしていますから、気にしないで」と言って下さいました。

美術館には平松玲二、竹内栖鳳等の作品が並んで居ました。
人気がほとんど有りませんでしたので、ゆっくり堪能出来ました。良い時間でした。
友人がお言葉に甘え、大女将に連絡をしましたのでまたドライブを楽しみました。

湯河原駅にまっすぐ向かい東海道線に乗るつもりでしたが、
大女将は駅のほんの少し先にある「五月みどりのお店」のお店の前に車を止めたのです。
「話の種だから買わないで覗いて行ってみなさい」と言われたのです。

その時、「道中に食べなさい」と言って、お蜜柑や飴やチョコレート等を戴いたのです。
宿の部屋でサンマの丸干しも戴いてましたから、お土産を買う必要が無いほどでした。
若女将もとても素敵な方でしたし、感じの良い宿でした。

昨夜の食事もですが今朝の食事もとても美味しかったです。
少しお箸を付けてから気がつき写真を写してきました。



鍋も鱈と野菜で美味しかったですし、小さい器の料理も手を掛けた物ばかりでした。器も良かったです。
是非、また行ってみたいです。桜の頃もホタルの頃も紅葉の頃もいつでも楽しめそうです。
一緒に楽しんで下さる相手探しをして、すぐにでも行きたい気分です。

湯河原のお宿 でくつろいでます。

１月２３日 水曜日 晴れ

湯河原の温泉に友人３人で来ていますので、携帯で書いています。

一人の生活ですとなかなかお刺身は食べられません。
今夜はお刺身の船盛りでしたから、堪能しました。
どれもこれも新鮮なお魚でおいしかったです。
ワタリガニのお味噌汁も伊勢エビの姿焼きも美味しかったです。

それにお酒を少しいただきましたので、珍しく頬が火照ってます。
大きな声でゲラゲラ笑う友人とご一緒ですから、わたしも笑ってばかり。
漫談を聞きながらですから、お腹が一杯になっても苦しくなりません。発散しているのでしょうね。

でも、食べることに専念して居たのでしょうね、夕食のご馳走の写真を撮り忘れました。
代わりにお部屋の襖が素敵ですので写してきました。



友人達のお泊まりは久しぶりで楽しかったです。

あるじと関白宣言

１月２２日　火曜日　雨のち晴れ

「雪が降ったら行かない」と昨夜長女から電話がありました。２２日にやって来る予定にしていました。
８時過ぎた頃、雪では無いのでやって来ると電話してきました。
その時、彼女が「大失敗して今朝は長男に起こされた」と言うではありませんか。驚きました。

娘婿殿は何時も６時台に娘が駅まで送っているのです。「○○さんはどうしたの？」と思わずわたし。
もう出かけて居なかった、と言うのです。丁度今、「起きた？」とメールが入ったと言うのです。
婿殿は起こしたのだそうですが起きなかったとか。わたしには考えられない事でしたのでびっくり。

起こしに来た長男からも、「時々お母さんは起こしても起きないときがある」と言われたとか。
驚きながら羨ましくなりました。わたしには有りえない事でしたから・・・。

ずっと以前、「関白宣言」という歌が流行ったことがありました。
その歌の歌詞には「自分より先に寝ては駄目」などと、夫から妻への要求が色々並べられているのです。
でも最後に「出来れば・・・」と言う言葉が小さな声で入って居ました。

わたしはあるじから「あなたの寝顔は見たく無いから」とか、「お弁当は毎日作って欲しい」とか、
僕の給料だけで生活して欲しいとか、新婚旅行の帰りの電車で色々言われました。びっくりしました。
歌の歌詞のように”・・・出来れば・・・”、などと言う補助の言葉は有りませんでした。

その歌が流行ったとき、出来れば・・・と言うのですから、この人は関白では無いと思いました。
まだ若かったあるじにその事を言いましたら、「歌だからでしょう」とケロリとしていましたね。
あるじのわがままな関白振りの話の種は、今でも尽きることが事がありません。

今では懐かしく良い想い出になって居ます。
その関白振りの思い出話は、どれもこれも笑いが絶えないのですから、それも凄いです。
わたしの友人達が「良い人だったわね」とか「楽しい人だったわね」と言ってくださるのです。

その友人たちは、「でも奥さんにしてみれば、大変だったと思うわよ」と必ずその一言が付け加えられます。
確かに大変でしたが、結構娘達にもわたしにも笑いの種を提供してくれていたことは確かです。
今頃、あちらの世界でわがままを言いながら、上手に周りを自分のペースに巻き込んでいるのでしょうね。
娘の朝寝坊が、わたしにあるじの昔々の事を思い出させてくれ、娘と楽しい一時を過ごしました。

達成感一杯の日に。

１月２１日　月曜日　晴れ

余りお天気が良くないような報道でしたが、真っ青な空で風も無く日中は気持ちの良かったです。
昨夜は「明日はヨガだけ」と思って眠ったのですが今朝になって薬が無くなって居たことと、
目のかすみが酷いので「眼科に行って検査をして頂こう」と思いついたのです。

大急ぎで部屋を片付け、何となく埃があるような気がしましたので雑巾で拭いたのですが、
やっぱり掃除機を掛けようと思い立ち、それからは大忙しで大変でした。
膝掛けなどは庭でパタパタ埃を払ってから、洗濯物を干して埃が落ち着くのを待ちました。

洗濯物を干して、出かけるときに着る物を準備してから掃除機です。
一度床を拭いていましたし、片付けてありましたからあっという間に終わりました。
庭側のサッシュは寒くても毎日陽がある時は全開してます。暖房をするときは締めますが。

身支度をしてからサッシュを全部しめて出かけました。車が無いので歩きです。
眼科と内科は並んで居ます。初診ですので眼科にまず行き手続きをしてから、内科へ。
薬だけをお願いしてスーパーの中を横切って、スーパーの上の皮膚科に行き、診察をお願いしました。

皮膚科は予約制ですから、多分午後に出直しになると思って居ましたが、１１時半で予約が取れました。
眼科も予約なのですが、「今回は初診なので１０時半に入れました」とのこと。幸運が重なりました。
急いで眼科に行きましたら、先ほど呼ばれたと言います。すぐ中に入って検査になりました。

診察の結果「もう少し詳しい検査をしたい」と医師の言葉。瞳を開いて眼底をみるのだそうです。
「１１時半頃に、瞳が開きます」との言葉に、皮膚科の予約を思い出しました。丁度１１時でした。
点眼薬を入れたばかりですからまだ歩けます。医師に事情をお話し皮膚科に行きました。

事情を説明しましたら「丁度患者が居ないので看て貰えますよ」と看護師さんの言葉は嬉しかったです。
皮膚科の医師は「目の不具合もわたしの体調不良もアレルギーが原因なのでは・・・」と言われました。
初めて知ったのですが、わたしは一年中アレルギーの心配をしなくてはいけない身体だったとか。

特に今年は花粉が昨年の３倍だとのことで、要注意なのだと言います。疲れとストレスは厳禁とか・・・。
飲み薬と塗り薬の両方をずっと使って居ますが、飲み薬が増えました。処方箋を戴いて眼科へ。
１１時半。丁度良い時間でした。検査室で写真を何枚か撮ってから診察室へ。

「病気は無いようだが、白内障の手術での視力が出ない原因が不明」と言われました。
それと遠近だけでは無く、中近と近々の２種類の眼鏡も作ることを薦められました。
眼科を出て、内科の処方箋を戴き薬局へ向かい薬を山盛り戴いて帰宅。ジャスト１時でした。

万歩計は５３０４歩。これでヨガに行けば多分７０００歩近くなるでしょう。
午後からのヨガ教室の為に、朝からズボンをはいていましたから、背筋を伸ばして気持ち良く歩きました。
気になっていました眼科に行けましたし、いつもの薬も戴けました。達成感、一杯の日になりました。

幸せな日でした。

１月２０日　日曜日　晴れ

九品仏に行って来ました。今日は総勢９人で中学の担任の先生のお墓参りでした。
先日の雪がまだ沢山残っていまして、先生のお墓の前の雪かきをしてからお参りをしました。
日本酒が好きな先生でしたから、ワンカップを供えてそれを墓前で全員で少しずつ飲みました。

わたしたちはもう先生の亡くなった年令を越えていますから、少しずつ故障が出て来るのでしょうね。　
お参りをしてから、いつものようにおそば屋さんのお座敷をお借りしてお蕎麦を頂きました。

今までは車で行って居たのですが昨年３月にドクターストップで運転が出来ません。
初めて電車で行きましたが、所要時間は車の時の２倍かかりました。
今日は体調が余り良く有りませんでしたので、諦めましたが来年は五島美術館に行きたいと思ってます。
九品仏からですと近いですし、五島美術館へはあるじと度々行って居ました。懐かしい所です。

九品仏の景色を携帯で写して来ました。同じ建物が３棟建っています。





東急線での帰り道、眠ってしまって横浜で降りずに中華街まで行ってしまいました。
瞬間、どこか解らず慌てましたね。やはり今日はまっすぐ帰ってきて正解でした。

家の前の通りにはまだ雪が山になって残って居ます。何時になったら溶けるのでしょうね。



お墓参りをしたり子供の頃の友人たちともお目にかかれましたし、幸せ感一杯でした。
普段着の着物に着替え、まとまったことは出来ませんでしたが新聞の切り抜きをしたり、
のんびりその時間を楽しみました。

それと孫息子は昨日の入試、合格出来たそうです。
本命の入試のために、落ちる可能性の高い学校を受けて緊張感の練習と言うのですからびっくりです。
どちらにしても、孫にとって嬉しいスタートになったと思います。

センター試験を受けた孫娘は明日以降に段々解ってくるのでしょう。
彼女の希望の所まで得点が届いているように願うだけです。

孫たちの受験と娘たちの受験

１月１９日　土曜日　晴れ

今頃２人の孫はそれぞれ試験を受けていると思いますと、無意識ですが緊張を感じていたようです。
薄暗くなってきましたら、多分もう試験から解放されたのでは・・・と思ってホットしました。
「結果はともかく、頑張ってくれば良い」と思うのは、わたしが第三者的な立ち位置だからなのでしょうか・・・。

娘達の受験の時は結構緊張した事を思い出しました。
特に高校受験の時は、二人とも何故か１校しか受けていませんでしたから、尚のこと心配しました。
わたしも高校受験は都立１校だけでしたので、試験当日かなり緊張していたことを今でも覚えてます。

娘達は二人とも学校の担任の教師から、「それで大丈夫」と言われましたし、
わたし自身、横浜の高校に関して知識がゼロでした。事前に下調べをする術も知りませんでした・・・。
それに比べ、わたしの娘達は結構熱心に学校見学に行ったり事前調査をして居るので感心していました。

その姿を見ていて反省させられました。わたしはもう少し、受験について勉強するべきでした。
もっとも「勉強しなさい」の言葉を、日頃使わないようにしていましたので仕方が無かったのですが。

「勉強が出来る子」＝「良い人間」でもないし「勉強の出来る子」＝「頭のよい子」でも無いと思ってます。
成人した娘達が「社会で通じる人間」になって貰いたいと思うだけでした。
仕事場でも家庭でも自分のなすべき事を無理なく消化し、その過程で娘達が楽しめる、それだけでした。

今の所、娘達は幸せそうに家庭を切り盛りしながら、少しだけ仕事もして居ます。
母親のわたしとしては満足して居ますが、娘達は「勉強しなさい」と言って欲しかったとか、
「ドリルを買って欲しかった」とか今頃になってわたしに言います。

欲しいと言えば買ったのですが、それでは駄目だったようです。黙って買って来て欲しかったそうです。
娘達としては、友達のお母さんがして居る事をして欲しかったようです。今頃言われても困りますが。

どちらにしても、孫たちがそれぞれの受験を無事にクリアし、娘たちが互いに喜び合う顔を見たいですね。
それを願っています。孫たちはもちろん娘達もそれぞれ頑張って居ましたから・・・。

孫たちの元気な声を待つことにします。

１月１８日　金曜日　晴れ

お天気は良かったのですが、空気の冷たさは最高でした。
空気を吸い込みますと鼻がツンと痛くなるような冷たさでした。
部屋を片付けてからお出かけの支度をしました。

着物を着て家を出ようとしていましたら、次女から電話が有りこれからわたしの所に来たいと言います。
この所彼女は忙しくして居ますのでお正月以来遇っていませんし、電話もほとんど無い状態でした。
彼女の忘れ物が有りましたので取りに来てもらいながら、わたしは駅まで送って貰いました。

３０分ほど予定より遅れたのですが、待ち合わせは画廊の中でしたので焦ることは無かったのです。
ところが、電車に乗ってすぐに放送が入りました。少し先の駅で人身事故があったと言うのです。
事故調査が入ったりするので、電車が遅れることを了承して欲しいと言うのです。参りました。

結局５０分強の遅れで品川駅に到着。疲れました。
線路で止まっているときはともかく、駅で止まっているときはドアーを開けていますので寒かったです。

最寄り駅からすぐの所に友人たちの作品展をしています画廊がありました。助かりました。
友人の作品はやはりセンスが良かったですね。友人のような絵が描けたら・・・と羨ましかったです。
独り５作品がノルマだったようです。わたしの好きな絵が数点有りました。

前回もでしたが、今回も記念にアクセサリーを買いました。深紅の丸いイヤリングです。
数年前にわたしが縫いました絣のアンサンブルに丁度良いような気がしたのです。
最近はイヤリングをするようなことがなかったのですが、今年は挑戦してみます。

疲れたのでしょうか少し頭痛がありますので、今日は早めに寝ることにします。
明日は孫娘はセンター試験、中３の孫息子は私立の入試だそうです。いよいよ受験戦争に突入です。
良い報告が聞けるように、彼らが頑張ってくることを願っています。

映画「レ・ミゼラブル」を覧て。

１月１７日　木曜日　晴れ

家の前には雪かきをした雪がまだかなり残っています。
少しずつ雪の山は小さくなってきていますが、当分は車の路駐は出来ないでしょうね。
わたしの所はもう車が有りませんから、ガレージの前にも雪の山を作って仕舞いました。
娘達がやって来る頃には溶けて無くなっているでしょう。心配は無用でしょうね。

長女から声を掛けられて、映画「レ・ミゼラブル」を見てきました。
「ああ、無情」とか「ジャンバルジャン」とかこの物語の呼び方は色々ありますし、
子供の頃から本で読んだり映画でも見て居ます。

この所、気持ちに余裕が無く映画を見ようと言う気になれないで居ました。
レ・ミゼラブルも良い映画と言う事は、情報的に承知していましたが、
何となく見に行こうと言う気持ちにはなれずに居りました。

でも、とても感動しました。
昨年の秋にもいくつか映画は見ましたが、これほど心に強く響いていませんでした。
全編が普通の会話では無く、メロディーに乗っての会話でした。会話が音楽なのです。
でも何故でしょうか、何となく「ミュージカル」といは言いたくない、そんな気持ちが強いのです。
わたしだけの感情かもしれませんが。

サウンド・オブ・サイレンスでもマイフェヤー・レディーでも会話があって、更に歌・音楽があるのです。
でも今日の映画はほとんど会話が無いのです。すべて歌のようにメロディーに乗っているのです。
少し時間を開けてから「もう一度この映画を見に行ってみたい」。そんな気持ちのままの帰宅でした。

わたしにとっては新年初の映画鑑賞でした。誘ってくれた娘に感謝ですね。
昨年暮れから新年に掛けて、心がザワザワして何となく落ち着かない日々を送っていましたから、
良い刺激になりました。登場人物の印象が以前とは少し違ったような気がしています。

帰りがけ、お豆腐屋さんの店先で雪花菜を見つけ、買って来ました。
おでんの残り物整理を兼ねて雪花菜を炊いてみようと思いつきました。