訃報
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— ブイチギルド 【寺沢武一作品公式】 (@BuichiGuild) September 11, 2023
寺沢武一先生のコブラと出会いは
1977年に発行された少年ジャンプの増刊号に
読み切りで第1作(第1話ではない)が載ったのを偶然読んだ
ことですね
この話はのち連載時に組み込まれてh改変されてしまったので
今は読むことができません
パンイチで射撃練習している主人公(笑)
ワタシはフィードバックという言葉をこの作品で知ったのでした
サイコガンをX線カメラで撮られて秘密が敵にわたってしまい
敵もサイコガンを作ってというお話
これすごいのは1977年当時で、コブラが復活した話じゃなくて
復活の経緯を全然説明しないで、復活後の訓練の話を書いていたことです
え?これでついてこれるの読者は
と思いました
自分もガキなのに(笑)
とりあえず、手持ちは1-3巻
先生を偲んで読み返します
コブラはその世界観が1930年頃のスペースオペラからとっているのに
陳腐化せず、魅力的に仕上げていることです
金星の美女とかね
ノースウェスト・スミスシリーズの影響は明らかです
貿易会社に勤め、平凡な日々を過ごすサラリーマンのジョンソンは、退屈しのぎにT.M.株式会社のアミューズメントを体験する。
脳に信号を与えて夢を見させるトリップ・ムービーの劇中に左腕にサイコガンを持つ海賊コブラが登場、波乱万丈のストーリーは最後にコブラが海賊ギルドに追われ賞金首となり姿を消したところで終わった。
満足したジョンソンはT.M.社の担当に自分の夢で見たことを語ると共に礼を言うが、
担当者は、ジョンソンが見た「夢」はプログラムしたトリップ・ムービーの内容とは異なっていると首をひねる。
地球に暮らすダグラス・クエイドはごく普通の建設労働者で、結婚8年になる妻のローリーと2人暮らし。
彼は毎夜、行ったことが無い火星の夢に悩まされていた。「火星に移住したい」との想いをローリーに伝えるも一蹴されたクエイドは、
列車内で偶然「旅行の記憶を売る」というリコール社(REKALL)の広告を見つける。
同僚の労働者ハリーから反対されながらも、クエイドはリコール社へ出向き、「秘密諜報員として火星を旅する」というコースを選択、夢の中のパートナーとなる女性の顔をモンタージュで選び、
注射によって眠りにつくが、突然クエイドはわめきながら暴れだした。当初は記憶の植え付けに失敗したと思われたが、
実際には記憶の植え付け処置はまだ行われていなかった。クエイドが、実際に火星へ行ったことがあると察したリコール社は、
トラブルを恐れ、クエイドに麻酔をかけてリコール社に来た記憶自体を消し、タクシーに乗せ自宅へ送り返す。
上がコブラ 下はトータルリコール
似ていると思いませんか
おそらくは、寺沢武一先生がディックの原作の追憶買います
から引用しているのだと思いますけど
トリップムービー社とリコール社の描写がよく似ています
ベーホーベン 逆引用したかな
寺沢武一先生の作品はほかにもいろいろあるのですが
ワタシは第1作の掲載に立ち会ったこともあり
コブラが一番好きです
68歳はお若くて残念ですが
とりあえずは素晴らしい作品を
届けてくれたことにお礼を言うしかありません
ありがとうございました。
何はともあれR.I.P
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