地球温暖化の影響が目に見える形で表れ出しました。海面が10㌢上昇すると地球の平均気温が1,2度上昇し、南太平洋のツバル、キリバス、インド洋のモルディブといった国々で水没や海岸浸水による国家存亡の危機に迫られるでしょう。日本も他国の問題ではありません。仮に21世紀末までに起こると予想される❝海面が1メートル上昇すると、フロリダ州やバングラデシュ、マンハッタンの大半が浸水すると予測されています。日本では現在の砂浜が90%ほど失われ、東京の西側はほぼ水没してしまいます。❞巷で噂されている国債の利息が支払われなくなり日本が財政破たんするよりも確率が高いかもしれません。いずれにしても、東京の西部や海岸沿いの地域への投資は「朝起きたら自分の家やビルが水没していた」となりかねず、要注意です。
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英国の研究チームは6日、南極のラーセンC(Larsen C)棚氷から近く、米ニューヨーク(New York)のマンハッタン(Manhattan)島の100倍近い面積を持つ巨大な氷塊が分離する見込みだと発表した。
厚さ350メートルで指の形をした氷塊は、今までゆっくり分離が進行していたものの、昨年12月末になって突然、亀裂の長さが18キロメートル伸びた。また亀裂の幅も2011年には50メートルだったものが、現在では500メートルまで拡張。氷塊は現在、そのごく一部が棚氷とつながっている状態にある。
英ウェールズ(Wales)にあるスウォンジー大学(Swansea University)の教授で、西南極の氷層の変化を記録する英団体「プロジェクト・マイダス(Project Midas)」を率いるエイドリアン・ラックマン(Adrian Luckman)氏は、氷塊が今後数か月以内に完全に分離する見込みだと語っている。
棚氷からの氷塊の分離は自然現象だが、そのペースは近年の地球温暖化により加速していると考えられている。ラックマン教授によると、分離しつつある氷塊の体積は棚氷全体の約1割に相当し、今までに分離が記録された氷塊の中でも上位10位以内に入る大きさになるという。
この氷塊単体では海面上昇は生じないが、分離によってラーセンC棚氷がせき止めている内陸部の氷河が海に流出する恐れがある。こうした氷のすべてが海へ流れ出た場合、地球全体で海面が約10センチ上昇すると予測されている。