「YES」と言わせる日本 石原慎太郎, 亀井静香 著を読んでみました。日本の政治家は長老が元気だ。戦争体験を語られれば経験がない世代は黙るしかない。しかし、現在は世界的にも2世・3世政治家が蔓延り、政治やシャープ・東芝などの大企業でも、目覚ましい技術発展とは異なり停滞している。かつて戦後シンガポールを引っ張ってきた建国の父リー・クワンユーさんは「アイデアには思われているほど価値がない。実行にこそ価値があるんだよ」と語った。日本よ頑張れという意味だったそうです。日本を牛耳る霞ヶ関にも永田町にも日本の中ではトップクラスの人材が集まっているので、情報があり、アイデアもある。でも誰も本気ではない。適度に本気な人もいるだろうが、命がけで汚職や既得権益と戦うなんて選挙にも出世にもマイナスで日本では脈々と続いている。多くの人が守り一辺倒で本気ではないので、命がけで仕事をしている人が成功する。「コロンブスの卵」は身近にある。
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日米で大ベストセラーの『「NO」と言える日本』から28年。石原氏が盟友・亀井氏と暴走老人コンビを結成。トランプに、習近平に、金正恩に、なめられない日本をつくるための指針を大胆提言。「トランプは下手な鉄砲を振り回すカウボーイだ」(亀井氏)「日本こそジャパン・ファーストでいくべきだ」(石原氏)今度は「NO」と言えるだけでなく、世界に「YES」と言わせる日本を目指す。