『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

❝厄介な日本人❞権威や権力に世界一否定的で、妬み・ひがみが強い国民だった。

2018-07-30 06:19:17 | 日記

「世界価値観調査」によれば日本人は、自己主張せず表面上は穏やかだけど、権威や権力に対して、忌み嫌う国民性が図抜けて強いようです。ズバリ、腹の中では何を考えているのかわかりません。おもてなしで招き入れますが、寝首を掻かかれるかも・・。妬みや恨みが強いとは感じていましたが、地域、同郷、同窓など同質を好む国民性です。世界的なグローバル化の中、これでは閉鎖的で取り残されるでしょう。近代史、明治維新が何故起きたのか、維新で士族など旧支配者は激動の時代、どのような運命を辿ったのか日本史を研究する必要がありそうです。さらに日本人を上手く動かすためにガイドラインも重要です。筆者も日本の辿る未来を予想するため、本を読み勉強するつもりです。

以下抜粋コピー

 「世界価値観調査」というものがあります。世界80カ国以上において、政治や宗教、仕事、教育、家族観などを調べるもので、1980年代から定期的に行われています。2005年に行われた調査において、「権威や権力が尊重される世の中を好ましいと思うか」という設問がありました。日本人はこれに対して世界一否定的で、なんと3.2%の人しか理解を示しませんでした。

 「権威や権力が尊重される」ということは、それだけ秩序が保たれやすいということです。そのため、他国を見ると、フランスで84.9%、英国で76.1%、オランダで70.9%、米国で59.2%、ドイツで49.8%、中国で43.4%の人が、権威や権力が尊重されることに理解を示しました。3.2%の日本とは、ずいぶん大きな差がありますよね。

 たしかに、権威や権力は腐敗しやすいので監視や牽制が必要だし、権力者の横暴は許されるべきではありません。しかし、だからと言って、ここまであからさまに権威や権力を忌み嫌う必要はないはずです。こうした日本人の特性について、「戦争体験があったから」「ねたみ・ひがみが強いから」などと様々な原因が指摘されていますが、ここではそこに踏み込まないことにします。ただ、「日本人は世界的に見てダントツで権威や権力が大嫌いな民族なのだ」ということは認識しておいてください。この話をすると、皆さん意外に思われるんですよね。「日本人は、素直で上の人の言うことをよく聞く民族だ」と思っている人が多い。これ、とんでもない誤解です。私は中国でもビジネスをしています。日本人より中国人のほうが部下として扱いやすいと思います。中国人は、自己主張は強いけど、ガツンと言って納得させれば素直に従います。日本人は、自己主張せず表面上は穏やかだけど、腹の中では何を考えているのかわかりません。皆さん、日本人にだまされてはいけませんよ(笑)。


●日本人を動かすため、ガイドラインを活用しよう

 こうした「やっかいな日本人」をマネジメントするためには、まず「良き理解者・相談相手になること」が大切です。しかし残念ながら現実には、良き理解者・相談相手になるだけでは対処できない「問題のある部下」が存在します。そのような部下に対しては、処罰したりマイナス評価を下したりするなど、厳しい対応をする必要があります。このような時、ガイドラインは大変便利で有り難い存在になるのです。

 権威や権力を嫌う日本人は、必然的に権限や権力で動かされることを嫌がります。たとえば、「私の判断で、こういう処分をした」と言ってしまうと、部下に逆恨みされる危険性があります。このような時は、「ガイドラインに抵触したので、こういう処分をした」と言ったほうが角が立ちません。ちょっと腹黒い感じがしますが、これが現実的な対応です。

コメント (2)
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