ビジネス・ブレークスルー大学学長 大前研一氏の著書です。決められたことを決められたようにしか教えられない教師は不要になる時代が到来すると語っています。死ぬほど働いても、昇進も昇給もない時代、成長期の生活モデル=退職金と年金だけでは生きていけない時代、このまま何も対策を打たなければ、財政崩壊から、デフォルト・ハイパーインフレまで起こりうる将来には、自らキャシューフローを生むような勉強や練習をする必要があると語っています。氏は人生を『学ぶ時代』『勤務する時代』『自分の事業をやる時代』と3つのフェイズに分け、今までの会社一辺倒の時間配分を否定しています。21世紀は芸術家的な発想で、未来を創造する人たちが勝ち組になるようです。
以下抜粋コピー
20世紀は欧米先進国に「答え」があった時代である。だから欧米に追いつき追い越せでやっていればよかった。学校の教室では、勉強ができて最も答えをよく知っている秀才タイプが学級委員や生徒会長になり、リーダーとして皆を引っ張っていた。しかし、21世紀は答えがない時代である。答えは覚えるものではなく、見つけるものである。なぜなら、答えがわかっている問題はパソコンやスマホで検索すれば、すぐに答えを教えてくれるからだ。大前研一氏