三峡ダムは堤高185メートルで、貯水池容量は393億立方メートル、年間流出量は4510億立方メートルと、日本全土の河川流出量に相当する。今回の豪雨で一時的に水位が147メートルとなり、警戒水位を約2メートル上回った。とは言え、決壊する堤高185メートル迄は38メートルもあり、一部メディアの長江沿いの6億人がダム決壊の危機に直面していると言うのは不安を煽りすぎです。しかし専門家は「警戒水位を上回るということは、貯水をやめたり、入ってくる水をそのまま下流に流したりという対応に入る段階だ」と解説する。今回も放水による被害が起きたとみるべきでしょう。しかし、楽観は禁物です。泥やゴミなどの堆積で、いずれ堤高185メートルに迫り、決壊する恐れはあります。人間は自然の猛威には敵わないのです。
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中国の長江中・上流域で降った強い雨の影響を受け、三峡ダムの水量は引き続き増加している。同ダムでは29日午前、今後流入して来る可能性のある大量の水に備え、一定の容量を確保するために放水口2カ所を開き、水量を増加させ、今年初の放流を行った。
長江上流に流れ込む烏江(うこう)・岷江(みんこう)・沱江(だこう)の流域ではこのところ強い雨が降っている。三峡ダムへの流入量は28日午後2時現在、毎秒4万立方メートルと、27日午後2時の2倍となっている。長江防汛抗旱総指揮部(洪水・干ばつ対策本部)は、同ダムの放流量を1日平均で毎秒3万5千立方メートルに調整するよう要求した。
三峡発電所では29日午前8時に、発電ユニット34基をフル稼働させた。総出力は2千万キロワットを超え、上限に近い状態となっている。
長江の上流域東部と中・下流域では現在も、北西部から南東部にかけて強い雨が降り続いている。三峡ダムには7月上旬から中旬に、再び大量の水が流入する可能性がある。