ペットとして飼われている中小型犬は普通12~17歳ぐらいまで生きられるので、単純に人の年の7倍で計算しがちですが、5歳ぐらいから動きが鈍くなり、睡眠を多くとりがちです。自然界の生き物を人間と成長スピードを比較すること自体間違いなのでしょう。犬は一万年以上前から人間と共存してきました。これは犬が持つ順応性の高さのおかげです。人間と比較すること自体誤りなのかもしれません。
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犬の年齢を7倍すると人間の年齢になる――。定番の計算方法だが、その誤りを指摘する論文が米医学誌セル・システムズに2日発表された。 研究チームは理由として、犬と人間では年齢ごとの成長ペースが異なることを挙げている。 米カリフォルニア大学サンディエゴ校医学部の研究者たちは今回、この差を考慮に入れた新たな計算式を開発。声明によると、ラブラドール・レトリバーのDNAに見られるメチル基のパターンの変化を追跡した結果、犬は若いうちは人間に比べ早く成長し、成熟期に達すると老化が遅くなることが判明した。 声明では論文の筆頭著者トレイ・イデカー氏の言葉を引用して、「そもそも、生後9カ月の犬でも子どもを持つことができるので、犬の1年を人間の7年に換算するのが正確な目安でないことは最初から分かっていた」と説明している。 今回の研究を基にすると、1歳の犬は30歳の人間に、4歳の犬は52歳の人間に相当する計算になる。7歳を超えた犬は老化のスピードが遅くなる。 声明によれば、この新しい計算式は「種を超えて適用できる初の手法」だといい、研究者らは他の犬種についても今回の研究結果を試す方針。 研究者らはまた、アンチエイジング(抗加齢)商品を使用する前後のメチル化パターンの変化を観察することで、獣医師が十分な情報を踏まえて診断や治療に関する意思決定を下す助けになりそうだと期待を寄せている。