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秋山翔吾広島カープ入団裏事情!2000安打達成残り524本のレギラー保障&「幹部手形」

2022-07-03 07:48:06 | スポーツ
秋山翔吾の悲願である日米通算2000本安打までは残り524安打。秋山翔吾のチームをけん引する活躍が期待されます。西武は2年契約を提示したが、これでは記録達成に不安が残る上、秋山としては古巣で順調に育っている若手の出場機会を奪いたくなかった。
また、ソフトバンクに入団してかつてのチームメイトと戦うことも避けたい。そんな思いから広島入りを選んだと言われています。広島は外野の人材が手薄で、3年契約だったことも決断を後押ししたはずです。だが、もうひとつ、ほとんど報道されていない決定的な理由があるという。
「カープが中途入団選手、とくに実績のあるベテラン選手を獲得する場合は、プレイヤーとしての能力はもちろん、引退後に指導者を務められる人材かどうかを見極めて、スカウトに動く。つまり、カープは2年、3年という短期間でなく、引退後の野球人生も含めて10年、場合によっては20年の長期契約のつもりで秋山との契約交渉に臨んでいたんです。カープの将来を任せたいという球団側の熱い思いが秋山にも伝わったんだと思います」
その秋山ですが、西武時代は通算9年で1405安打、打率.301の安打製造機。2017~19年は3年連続20本塁打を打っている。
しかし、2年半の米国生活で自慢の打撃はさびついていないか。
過去、日本球界復帰1年目から活躍をした日本人野手は決して多くない。城島、青木らは渡米前と遜色ない成績を残したが、青木でさえ打撃のタイミングの取り方を変えるなど、再アジャストに時間がかかったという。実際、復帰1年目の成績を見ると、松井稼(打率.260、9本塁打、48打点)、福留(同.198、6本塁打、31打点)、岩村(同.183、0本塁打、9打点)、中島(同.240、10本塁打、46打点)といった面々は苦戦を強いられた。
復帰時の年齢もあるにせよ、秋山はレッズ時代の20、21年はメジャー通算142試合と出場機会が少なく、今季は3Aの出場のみ。体力や試合勘の不安はゼロではないだろう。メジャーに詳しい専門家は「もし、レッズ時代と変わらなければ苦しい」と、こう続ける。「当時の秋山は全打球の約60%がゴロという、典型的なグラウンドボールヒッター。速球やカットボールなどの速い変化球への対応もメジャー最低レベルの数値だった。リードオフマンとして期待に応えようと出塁率にこだわりすぎただけでなく、速い球に対応できなかったのが原因です。それが3Aエルパソでは豹変。16試合で打率.343、3本塁打、21打点。二塁打2本、三塁打1本。メジャーとはレベルが違うし、エルパソの本拠地は標高1000メートル以上の乾燥地帯でボールが飛びやすいのは事実ですが、それ以上に『出塁率より強い打球』と本人の意識が変化したことが奏功したのでしょう」秋山が守る外野は細かいサインプレーは必要ない。あくまで選手個々による部分が大きいはずです。
その意味では、秋山は3Aでも腐らず、高い向上心を持って野球に取り組んできた。それは、新天地をこれまでプレーした経験がないセ・リーグに選んだことからもうかがえる。メジャー時代に大きなケガもしていない。持ち前の打撃技術を武器に、広島で大暴れできるか。
対戦成績を見てもDeNAに11勝1敗、阪神に9勝0敗2分と大きく勝ち越しているが、首位・ヤクルトを1勝10敗1分と苦手にしている。若い選手が多いため脆さがあるのは致し方ないかもしれないが、ヤクルト戦はDeNAや阪神と戦っている時とは別のチームのように映ってしまう。持ち前の打撃技術や守備で、秋山はチームを落ち着かせる上で貴重な存在になるだろう。
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