記録的なインフレが続くアメリカ・ニューヨークで15日、大手100円ショップチェーンのダイソーがマンハッタンで初となる店舗をオープンしました。
マンハッタン1号店となった店舗では午前10時の開店前にはおよそ150人が列をなしました。アメリカでは先月の消費者物価指数が、前の年の同じ月と比べて9.1%上昇し、およそ40年半ぶりの記録的な物価高が続く中、商品の多くは、1ドル99セント日本円でおよそ270円と低価格帯で販売されています。
買い物客「特にパンデミックでニューヨークの物価は上がり、生活も難しくなった」「(物価高を)実感しています。だから価格設定に上限があるお店ができて本当にうれしい」 FRB=連邦準備制度理事会は、インフレをおさえこむため、今月も大幅な利上げを決める見通しです。
周回遅れの、日本でも物価高に全く歯止めがかからない。貧乏学生やサラリーマンの強い味方のファストフードまで次々に値上げ。庶民の懐は大打撃だ。
値上げ率の高さが際立つのが、単価の安いファストフードだ。3月から全体の2割にあたる品目を値上げしたマクドナルドは、ハンバーガーが110円から130円にアップ。値上げ率は18.18%に達した。11品目値上げのロッテリアのハンバーガーは209円から220円になり、5.26%高くなった。モスバーガーは今月から商品の9割にあたる210品目を値上げ。看板商品のモスバーガーは390円から410円で、5.13%上昇した。値上げ理由の8割に及んだのが、原材料の高騰。小麦、肉、コーヒー豆など、輸入頼みの農産物が目立つ。円相場は一時、1ドル=139円台前半まで下落し、24年ぶりの円安水準を更新。日米の金利差がさらに拡大すると予想されているからだ。
米国の6月の消費者物価上昇率が約40年半ぶりの伸びを記録し、FRB(米連邦準備制度理事会)が通常の4倍にあたる1.0%の利上げに踏み切るとの見通しが強まっている。そうなれば、更に米国の政策金利は2%台後半に突入しますが、一方的な利上げが経済に打撃を与えています。此の侭では済まない気がします。