将棋の藤井聡太王将(19、写真)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=は本日8日、東京都渋谷区の将棋会館で行われる第48期棋王戦挑戦者決定トーナメント2回戦で中川大輔八段(53)と対戦する。同トーナメントを制すれば来年2月開幕予定の5番勝負で渡辺明棋王(38)=名人との2冠=への挑戦権を獲得する。
今年2月の第71期ALSOK杯王将戦で5冠となった藤井。22年度は王座戦、棋王戦を加え最多で7冠になる可能性があった。しかし王座戦は5月6日の挑戦者決定トーナメント初戦で大橋貴洸六段(29)に敗退。今回の棋王戦は年度内6冠挑戦への第一歩となる。 棋王戦と藤井はいまひとつ相性が悪い。初挑戦だった第43期(17年)以降、挑戦者決定トーナメント初戦を突破したのは昨期だけ。第45、第46期は同トーナメント進出すら果たせなかった。初手合となるベテランの中川を下しても次戦は王将4期、棋王3期を誇る久保利明九段(46)が待っている。獲得するだけでなく、虎視眈々と奪冠も狙われ、6冠ロードは決して平たんではない。
❷ 米CNNは「日本の元総理大臣、安倍晋三が銃撃を受け心肺停止」との見出しで報じ、ニュース映像では「衝撃的な出来事。総理の在籍期間が最も長く、G7の一員などで大きな国際的役割も務めていた」とキャスターがコメント。解説員は「交代が多い日本の総理の一首相ではない。世界的に最も知られている日本の政治家で、トランプ元大統領との関係性も記憶に新しい」と説明した。ロイターやブルームバーグなどの大手通信社も一斉に報じ、ブルームバーグは「銃犯罪がまれな国を震撼(しんかん)させた」と伝えた。