NHK党のガーシー参議院議員が複数の著名人らを脅迫したなどの疑いがあるとして、警視庁が、ガーシー議員の関係先に家宅捜索を行ったことがわかりました。
ガーシー議員をめぐっては、芸能界の裏話などと称して動画投稿サイトに発信した内容について、複数の著名人らが脅迫や名誉毀損(きそん)にあたるとして告訴状を提出し、警視庁が受理して捜査を進めています。
その後の捜査関係者への取材で、警視庁は11日、ガーシー議員が著名人らを常習的に脅迫したとして、暴力行為等処罰法違反や威力業務妨害などの疑いで、ガーシー議員の関係者の自宅など数か所に家宅捜索を行ったことがわかりました。家宅捜索を受けたのは、ガーシー議員の動画投稿サイトの収益を管理している会社の前の代表と今の代表の関係先だということです。
警視庁は容疑を裏付けるため、すでに関係者から広く聴取を進めていて、中東のドバイに滞在中のガーシー議員に対しても任意の事情聴取を求めています。
NHK党の党首、立花孝志氏も自身のYouTubeチャンネルで「明らかに脅迫であり、名誉毀損(きそん)だろうと思うところは多々あります」「日本に戻ってきて、償うべき罪があるのであれば、司法の判断を受けた上で、国会議員としての仕事もできると思うのでやってほしい」とガーシー議員について語っている。