『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

中国経済40年前の経済開放以来経験したことのない甘くない危機、「月餅」すら売れない

2024-09-13 04:44:41 | 日記
 中国で今月17日の中秋節を前に、満月をかたどった菓子「月餅」 商戦がいつになく低調とのこと。親しい人に感謝を込めて贈る月餅がいつしか賄賂の温床になっているんだとか。近頃の不景気に加え、賄賂撲滅キャンペーンが張られ、月餅を買う人が激減。
ブランド品と高級車の黄金期も暮れたという評価が出ている。ティファニーは上海のフラッグシップストアの規模を半分に減らす。上半期に中国での時計と宝石部門の売り上げが最悪の実績を記録した影響だ。ポルシェの上半期引き渡し量は前年同期比33%急減した。ドイツ経済紙ハンデルスブラットは「中国の富裕層が不動産危機の影響を受けブランド品需要が減っている」と分析した。 消費が萎縮すれば企業の収益性が落ち投資と採用を減らす。世界の投資銀行は相次いで中国経済の成長率予想を引き下げている。バンク・オブ・アメリカは5.0%から4.8%に下げた。ゴールドマン・サックスは5.0%から4.9%に、UBSは4.9%から4.6%に下方修正した。 ニューヨーク・タイムズは「中国経済は40年前の経済開放以来経験したことのない危機に直面している」とした。上半期に廃業した飲食店は105万6000軒以上で、コロナ禍の最中だった2022年より4倍多くなった。 景気低迷の主犯には不動産問題が挙げられる。ブルームバーグは2015年から今年上半期までの先分譲・未完工住宅規模が4800万軒に達するとし、不動産危機が長期化する兆しを見せていると分析した。不動産は中国の経済成長への寄与度が30%を超えるほど重要な経済の柱だ。ロイターは「長期化した不動産沈滞と持続的な失業、増える負債、高まる貿易緊張の中で中国経済がより多くの浮揚政策を出さなければならないという圧力が大きくなった」と報道した。
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