将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)に広瀬章人八段(35)が挑戦する第35期竜王戦七番勝負第2局は10月21日、京都府京都市の「総本山 仁和寺」で行われ、広瀬八段が56手目を封じて指し掛けとなった。その封じ手は4五歩で藤井竜王優勢へ傾きかけた。 第1局は挑戦者が先勝。初防衛に向けて、何としてでも第2局で追いつきたい藤井竜王の先手番で始まった本局は「角換わり」の出だしとなった。しかし、後手番の広瀬八段が序盤早々に工夫を見せ、角を一つ上がって先手に獲らせて広瀬八段が異形の金上りとなる「3三金型」から腰掛け銀を組み合わせた。プロ間でも前例は少なく、意表を突く展開に。挑戦者の用意した意欲的な作戦に、藤井竜王は1日目から持ち時間の半分以上、約4時間半を費やした。
❷将棋の第35期竜王戦七番勝負第2局2日目が22日、京都・総本山仁和寺で前日に続いて指し継がれ、藤井聡太竜王=王位、叡王、王将、棋聖=が挑戦者の広瀬章人八段を先手番105手で破り、シリーズを1勝1敗のタイにした。
第3局は28、29日に静岡県富士宮市「割烹旅館 たちばな」で指される。
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