米国FRB(連邦準備制度理事会)は、政策金利を3会合連続で0.25%引き下げると決定した。一方で、来年の利下げ予想は4回から2回に引き下げた。 FRBは、これまで記録的なインフレを抑制するため高い金利を維持してきたが、物価の上昇率が低下する一方で景気の減速に備えるため、0.25%の利下げを決定した。 一方で、アメリカ経済は底堅いことなどから来年の利下げ回数について、9月予想の4回から2回に引き下げた。 FRBが今後の利下げのペースを緩やかにする見通しを示したことから、市場では景気の先行きに対する警戒感が広がり、ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は下落に転じた。 下落は10営業日連続で、約50年ぶりの記録。
一方、日本銀行は19日の金融政策決定会合で、政策金利を現行の0.25%程度で据え置くことを賛成多数で決定した。田村直樹審議委員が利上げを提案したが否決された。現状維持は9月と10月に続いて3会合連続となる。