50年ほど前のことです。知人が徒歩で四国を88日かかり周って胸の病が癒えたということがありました。
私たち夫婦も話し合って真似しようということになりました。私は足が弱かったのでタクシーにしました。昭和38年のことでした。
そのころは巡拝タクシーというのはなく我々がその第一号だったとあとでタクシー会社でいわれました。
それでも2つのお蔭をいただきました。
一つ目は、私が長年水虫で医薬、売薬、電気 . . . 本文を読む
第二課 誰でも持つたから
頭は考えて分別し、
胸は感情を披瀝する。
腹は蔵おさめて貯え、
手足は動いて実地に当ってみる。
頭でいけなければ胸で、
胸でいけなければ腹で、
腹でいけなければ手足で、
そして全体として、完全な協同作業チームワークが取れています。
私たちの唯一の財産、最初にして最後の財産=身体には、これだけの機能はたらきが備わっています。およそ世の中に、これだけの . . . 本文を読む
下
恁かくて、數時間すうじかんを經へたりし後のち、身邊あたりの人聲ひとごゑの騷さわがしきに、旅僧たびそうは夢ゆめ破やぶられて、唯と見みれば變かはり易やすき秋あきの空そらの、何時いつしか一面いちめん掻曇かきくもりて、暗澹あんたんたる雲くもの形かたちの、凄すさまじき飛天夜叉ひてんやしやの如ごときが縱横無盡じうわうむじんに馳はせ※(「廴+囘」、第4水準2-12-11)まはるは、暴風雨あらしの軍い . . . 本文を読む