福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

Q,我が国に聖人の出ない理由如何

2014-02-08 | Q&A
Q,我が国に聖人の出ない理由如何

A,旧事記に「次に熊襲國を建日別(たけひわけ)といい.次に伊岐島を天比等都柱(あまのひとはしら).といひ次に津島を天之狹手依比賣(さてよりひめ)といひ、次に大倭秋津島を天御虛空豐秋津根別(あまつみそらとよあきつねわけ)といひ、 次に六の小島を生む.
  兄,吉備兒島を-建日方別(たけひかたわけ)といひ、次に小豆島を大野手上比賣(おほぬてひめ)といひ、次に大島を大多麻上流別(おほたまるわけ)といひ、次に女島(ひめしま)を天一根(あまのひとつね)といひ、次に血鹿島(ちかのしま)を天之忍男(あまのおしを)といひ、 次に兩兒島(ふたこのしま)を天兩屋(あめのふたや)といふ。」これらの記述(建日別等はいずれも神の名であること)から我が国の国体はそのまま神体であることを知るべきである。支那、諸蛮の比ではないことをしるべきである。國すでにこうして神国であり、人もまた神の末裔である。我が国に聖人が出ないのはこの理由である。たとえば月の無い夜は星が光彩を放つようなもの、日月なければ燈火が光を放つようなもの。日本は太陽たる天照大神が天下を照らしておられるので聖人が出る必要はない。それに比して中国の堯舜は太玉の命(高皇産霊神( たかみむすびのかみ)の子。天照大神が天の岩屋に隠れた際、天児屋命(あまのこやねのみこと)とその出現を祈請した)、彦狭知の神(ひこさしりのみこと。太玉命の率いる五神の一柱。天照大御神が天岩戸にお隠れになった時、手置帆負命とともに天御量を作り、材木を切って瑞殿を作った。 よって、木工の祖神とされている。)に比すべきである。伏羲・女媧は手力雄の命・天鈿女命に比すべきである。(慈雲尊者「神儒偶談」)
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