「掌の中の無限」(マチウ・リカール(分子生物学者にしてチベット仏教僧侶)とチン・スアン・トアン(ヴァージニア大教授(天体物理学)共著)のなかから共感するところを抜書きしていきます。・・・「現象は流動する関係の働きであり、単に他の現象との依存の中で現れるだけのことです。つまり現象というのは固有の性質を持つ自立した存在というよりは、私たちの意識の眼差しによって特殊化された『関係』なのです。・・・」 . . . 本文を読む
第五四課 金
金かねは、人生完成の途中の小遣銭です。これがなくても他に融通が利くはずです。大自然は大きいから、何かで、伎倆で、智慧で、作物で、自然物で、都合がつくはずです。しかしこの小遣銭がないとなかなか心細く、都合の悪いものです。それでは、金はいくらでもあってよいかと言うと、余り沢山持ち込むと、また、不幸になります。「人間は十万円以上は貯めてはいけない。それ以上になると、その金の始 . . . 本文を読む
満開の桜に触発されて桜の歌など西行法師の歌を中心に、おもいつくままに書いておきます。桜は古来 道を求める人も多く詠んでいます。
「吉野山さくらが枝に雪ちりて花おそげなる年にもあるかな・・西行」
「おしなべて花のさかりになりにけり山の端ごとにかかる白雲・・西行」」
「吉野山こずゑの花を見し日より心は身にもそはずなりにき・・西行」
「ねがわくは 花の元にて春死なむ そのきさらぎの 望月のこ . . . 本文を読む