神祇通用之祭文 傳、弘法大師御作
「酒を供え、香華を供える。
敬って天神地祇にもうしてもうさく。それ体有る者は心識を含み、心あるものは佛性を具す。佛性は法界に遍じて不二なり。自心他身全く一味平等なり。天と謂ひ地と曰ひ、真佛の惣體なり。内と謂ひ外と謂ふは心の別執なり。之を悟れば常に五智の蓮臺に遊び、之に迷へば常に三途の土泥に沈む。大悲大日如来獨り三昧の妙證を鑑みて六趣の塗炭を見たまふ。故に諸神等は . . . 本文を読む
私は和歌山県西牟田郡に生れました。小学校の時はおばあちゃんに連れられて三里の道を田辺のお大師様のお参りにっておりました。
その後結婚して岸和田に住みましたがこのころ如何しても書き残しておきたいことが起こりました。
そのころは天然痘がはやっておりました。毎日のように友人が入院し、近所を消毒しておりました。そんな中、主人も天然痘にかかってしまったのです。腫れ物が出来、熱があがって苦しみ始めました。近 . . . 本文を読む
高野山納骨のいわれ
高野山納骨のいわれは塵添壒嚢鈔(室町時代の百科事典)に次のように紹介されています。
「大師御記(高野山旧宝性院経蔵にあった)に「舎那の秘印を結んで先の身を秘し、身を樹下に留むといえども、意は兎率の内院にあり、然りと雖も遺跡を加持して日々の影嚮を欠かさず、有信の者に至ってはその身に幸を授かり、不信の者は先業を恨むべし、ただし我山に送り置るる亡者の舎利を、我は毎日三密の加持力によ . . . 本文を読む