弘仁十年五月十七日は大師が筑前の王大守宛に病気平癒の為に金剛般若経転読し快癒を喜ばれた日です。「筑前の王太守宛 弘仁十年五月十七日前に寝膳乖和(寝食不調)すと承る。すなわち諸の弟子らを率いて「金剛般若経」を転読すること一七日。前に人の伝え説るあり。王太守久しく風疾に染むと。たちまちこの言を聞いて驚憂これ深し。香を焚き誠を投じて諸仏の威護を祈る。今、音札(音信)を披きて、平達を華下に承る(快癒の様 . . . 本文を読む
今日は小松宮彰仁親王を総裁に高野山興隆会が設立された日。
「明治33年5月17日(1900年)是ヨリ先高野山興隆会創立ノ企図アリ、是日東京華族会館ニ於テ小松宮彰仁親王殿下ヲ総裁ニ戴キ当会発会式挙行セラル。栄一之ニ出席シ賛成ノ意ヲ述ブ。次イデ同年六月二十一日、評議員兼会計監督ニ推サレテ四十二年六月六日ニ至ル。」(渋沢栄一伝記資料)
・此の時の彰仁親王のお言葉です。「教法宗派の如何を問はず、貴賤貧 . . . 本文を読む