ゲーテの格言に「 忘恩は常に一種の弱点である。有能な人で忘恩だったというのを、私はまだ見たことがない。」というのがあるそうですが、これは組織にもよくあてはまると思います。自分でも経験したことですが、ある大組織は昔の恩義を忘れて忘恩の徒となりました。結果として当時飛ぶ鳥を落とす勢いであったこの組織は完全に身売りしたり落ちぶれて潰れそうになってしまいました。当時誰もこの結果は予想できませんでした。社長たちは肩で風を切って歩いていました。しかしそのころには想像もできないことが起こりこれらの組織は無残な姿と成りました。
いまでも恥ずかしくなるような忘恩の国・大組織・指導者・政治家が至る所に存在します。多くの日本の組織や人が「市場原理主義」「拝金主義」「刹那主義」に取り込まれて、忘恩の徒となりさがっているのです。その結果がコロナの蔓延です。これはとりもなおさず人々が滅亡への道を歩み始めたということです。「忘恩は弱点」どころか『忘恩は地球の滅び』です。