史料綜覧巻七 / 天授二年永和二年(1376)七月十九日条
「十九日 幕府 三宝院僧正光済ヲシテ 五壇法ヲ修セシメ 安倍有世ヲシテ 泰山府君祭を修セシメテ 彗星ヲ祈禳ス」
・南朝方が長慶天皇、北朝方が後円融天皇。室町幕府は足利義満。
・光済は南北朝時代の真言宗醍醐派の第36代醍醐寺座主・第22代三宝院門跡。
・五壇法は五つの壇で五大明王をそれぞれご本尊として行う修法。兵乱鎮定・現世利益などを祈願する。天皇や国家の危機に際して行われた。
・安倍有世は、公卿・陰陽師。安倍晴明の14代目の子孫。義満側近として仕え明徳の乱・応仁の乱を予知したとされる。
・「泰山府君祭」は安倍晴明が使ったとされる陰陽道の最高奥義。貴人に対する健康長寿を祈祷する祭祀。
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