福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

「三界唯心」ということ

2012-07-07 | 法話
1、華厳経「十地品」に「三界はただ心のみなり・・・」とあります。三界とは欲界(欲望の世界)色界(欲望はなく、形のみが残っている世界)無色界(形もなくなり心だけになった世界)の3つ。全世界とでもいうもの。全世界は心を離れては存在しない。心で「ある」と思うから存在するにすぎない。
2、おなじく「十地品」には「三界虚妄、但是心作」(欲界,色界,無色界の三界は心の作り出したものにすぎない)とあり、

3、『解深密経』(分別瑜伽品)には「識所縁唯識所現」(心の対象は心の現れである)とあります
4、『成唯識論』「所縁はただ識のみなり」(外界はただ心があるとみているにすぎない)「諸法は皆、心を離れず」ともあります。
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