護国寺参拝記録 平成30年8月18日
お盆を過ぎ、朝晩はひんやりとした空気におおわれ、日中吹く風にも秋を感じる気候となった8月18日、今月も定例の護国寺参拝を行うことが出来ました。風にゆれる五色幡が波になり、日の光が降り注ぎ、伽藍は清涼で穏やかな空気がいっぱいに流れています。
この日はご本尊如意輪観音様の開帳日。天気にも恵まれ、ご夫婦やお子さんを連れた家族連れなどたくさんの参拝者がいらっしゃいました。
定例会開始前に、講元が「今日はいつにも増して『ありがたさ』を感じる」とおっしゃいました。そう思って見渡すと、今日は御縁日お盆明け、そして薬師堂脇の忠霊堂では四度加行が行われておりました。たしかに、私もいつも以上にありがたい気持ちが自然と湧き出てきました。
本堂内に入りますと、御朱印を待っていらっしゃるのか、あるいは堂内の心地良さについ時間のたつのを忘れてか、あるいは金色のご本尊の麗しいお姿に見入っていらっしゃるのか、大勢の人が簡易椅子に腰掛けていらっしゃいます。みな穏やかでとてもよい気が流れているのを感じました。
簡易椅子に腰かけている方々に向けて、講元がご一緒に読経をしましょうと声をおかけになると、参加したい様子の方が何組も見受けられました。
我々の読経がすすむうちに、堂内の人が少しずつ増えたようにも感じられ、気がついて見渡すと、堂内の椅子は7割近くうまっているようです。
椅子に腰かけている方の中には、声を出してあるいは黙読で私どもと一緒にお参りをしてくださっている様子のかたも大勢いらっしゃいます。
仏縁によってとこうして見ず知らずの方とも一緒にお参りできるということは、なんとありがたいことでございましよう。
最後部の簡易椅子の列には、サッカーの日本代表のTシャツを着た本当に可愛らしい3歳くらいの男の子が、30代前半のご両親と一緒に座っていました。しばらく座った後、お子さんが飽きるのを心配してか、ご両親は席を立ち堂外に出ようとしたのですが、その男の子は泣きながら、ここにいたい、静かにしているからここに座っていたいと、ご両親に訴えました。大きな声で泣き騒ぐのではなく、目に涙をためてさめざめと泣き両親を説得し、彼は堂内にとどまることに成功しました。彼は、私ども定例参拝だけでなく、その後の閉帳法要まで参加していらっしゃいました。
また、最前列には5歳くらの女の子とそのご両親と祖母の4人が並んで静かに座り読経に参加してくださいました。この家族連れも、閉帳法要まで参加し満足げにお帰りになりました。5歳の女の子も落ち着いた様子で、始終にこやかに参拝に参加され、その姿を見ているこちらも自然と笑みがこぼれるようなほのぼとした気持ちになりました。その祖母さまが、女の子にむかって、「ほらあそこにいらっしゃる観音様、あれはお母さんよ。」言い聞かせていたのがとても印象的でした。
また恒例になりつつある角田さんのご詠歌は、密厳国土和讃をご披露いただきました。大変趣のある歌詞のご詠歌をお聞かせいただきました。参拝終了後、中年の女性が角田さんのご詠歌が深く心に残ったようで、「あれはお経ですか?それとも?」と興味を持たれて質問をくださいましたので、簡単に説明をいたしました。
閉帳法要が終わり、皆で一言地蔵様の前で地蔵経の読経をいたしました。一言地蔵様の前には中年のご夫婦が熱心にお参りされていました。また幼い子をつれた家族連れもいらっしゃいます。
私たちが地蔵堂の奥にならび地蔵経を唱える間、護国寺名物の猫が石版の前にちんまりと座っています。その猫に引き寄せられるように、2歳から5歳くらいの幼児が3名やってきました。そのうちの1人が、これは猫神様?と聞いてきます。子どもが猫に話しかけると、猫はしっぽをぴくっとあげたり、耳を動かしたりして反応します。それが子どもの質問に答えている風にも見え、子どもたちは「あ、今、うんって言った!」と興奮気味に話します。
子どもの感性の豊さには、大人はとうていかないません。
護国寺には講元が体験したり聞いただけでも本当に多くの霊験があるそうです。そう思うと、この猫神様ももしかした一役買っているかもしれません。
例えば、一言地蔵にお参りして東大合格・店の繁盛等を叶えられたかたがいます。講元の家族はこのお地蔵様のおかげで継母との不和が解消しています。また大日如来さまの前では若いお父さんが2歳くらいの子供にお参りの仕方を教えていました。お薬師様の前では女性が跪いて一生懸命拝んでいました。ここも講元の家族が重篤な病を治して頂いたところです。
このように、多くの霊験をいただいている護国寺は本当にありがたい場所であると感じます。護国寺の霊験を今後もより多くの方に感じていただくことができるよう、私どもも微力を尽くしたいと思うところです。
来月の福聚講護国寺定期参拝は、9月15日(土曜日)15時からです。
来月もお一人でも多く方にご参加いただけますことを祈念いたします。
改めまして、護国寺如意輪観音ご本尊はじめ護国寺の仏様のお慈悲と護国寺様のご寛容、また高原講元のご指導と講員各位のご精進に心から感謝申し上げます。
お盆を過ぎ、朝晩はひんやりとした空気におおわれ、日中吹く風にも秋を感じる気候となった8月18日、今月も定例の護国寺参拝を行うことが出来ました。風にゆれる五色幡が波になり、日の光が降り注ぎ、伽藍は清涼で穏やかな空気がいっぱいに流れています。
この日はご本尊如意輪観音様の開帳日。天気にも恵まれ、ご夫婦やお子さんを連れた家族連れなどたくさんの参拝者がいらっしゃいました。
定例会開始前に、講元が「今日はいつにも増して『ありがたさ』を感じる」とおっしゃいました。そう思って見渡すと、今日は御縁日お盆明け、そして薬師堂脇の忠霊堂では四度加行が行われておりました。たしかに、私もいつも以上にありがたい気持ちが自然と湧き出てきました。
本堂内に入りますと、御朱印を待っていらっしゃるのか、あるいは堂内の心地良さについ時間のたつのを忘れてか、あるいは金色のご本尊の麗しいお姿に見入っていらっしゃるのか、大勢の人が簡易椅子に腰掛けていらっしゃいます。みな穏やかでとてもよい気が流れているのを感じました。
簡易椅子に腰かけている方々に向けて、講元がご一緒に読経をしましょうと声をおかけになると、参加したい様子の方が何組も見受けられました。
我々の読経がすすむうちに、堂内の人が少しずつ増えたようにも感じられ、気がついて見渡すと、堂内の椅子は7割近くうまっているようです。
椅子に腰かけている方の中には、声を出してあるいは黙読で私どもと一緒にお参りをしてくださっている様子のかたも大勢いらっしゃいます。
仏縁によってとこうして見ず知らずの方とも一緒にお参りできるということは、なんとありがたいことでございましよう。
最後部の簡易椅子の列には、サッカーの日本代表のTシャツを着た本当に可愛らしい3歳くらいの男の子が、30代前半のご両親と一緒に座っていました。しばらく座った後、お子さんが飽きるのを心配してか、ご両親は席を立ち堂外に出ようとしたのですが、その男の子は泣きながら、ここにいたい、静かにしているからここに座っていたいと、ご両親に訴えました。大きな声で泣き騒ぐのではなく、目に涙をためてさめざめと泣き両親を説得し、彼は堂内にとどまることに成功しました。彼は、私ども定例参拝だけでなく、その後の閉帳法要まで参加していらっしゃいました。
また、最前列には5歳くらの女の子とそのご両親と祖母の4人が並んで静かに座り読経に参加してくださいました。この家族連れも、閉帳法要まで参加し満足げにお帰りになりました。5歳の女の子も落ち着いた様子で、始終にこやかに参拝に参加され、その姿を見ているこちらも自然と笑みがこぼれるようなほのぼとした気持ちになりました。その祖母さまが、女の子にむかって、「ほらあそこにいらっしゃる観音様、あれはお母さんよ。」言い聞かせていたのがとても印象的でした。
また恒例になりつつある角田さんのご詠歌は、密厳国土和讃をご披露いただきました。大変趣のある歌詞のご詠歌をお聞かせいただきました。参拝終了後、中年の女性が角田さんのご詠歌が深く心に残ったようで、「あれはお経ですか?それとも?」と興味を持たれて質問をくださいましたので、簡単に説明をいたしました。
閉帳法要が終わり、皆で一言地蔵様の前で地蔵経の読経をいたしました。一言地蔵様の前には中年のご夫婦が熱心にお参りされていました。また幼い子をつれた家族連れもいらっしゃいます。
私たちが地蔵堂の奥にならび地蔵経を唱える間、護国寺名物の猫が石版の前にちんまりと座っています。その猫に引き寄せられるように、2歳から5歳くらいの幼児が3名やってきました。そのうちの1人が、これは猫神様?と聞いてきます。子どもが猫に話しかけると、猫はしっぽをぴくっとあげたり、耳を動かしたりして反応します。それが子どもの質問に答えている風にも見え、子どもたちは「あ、今、うんって言った!」と興奮気味に話します。
子どもの感性の豊さには、大人はとうていかないません。
護国寺には講元が体験したり聞いただけでも本当に多くの霊験があるそうです。そう思うと、この猫神様ももしかした一役買っているかもしれません。
例えば、一言地蔵にお参りして東大合格・店の繁盛等を叶えられたかたがいます。講元の家族はこのお地蔵様のおかげで継母との不和が解消しています。また大日如来さまの前では若いお父さんが2歳くらいの子供にお参りの仕方を教えていました。お薬師様の前では女性が跪いて一生懸命拝んでいました。ここも講元の家族が重篤な病を治して頂いたところです。
このように、多くの霊験をいただいている護国寺は本当にありがたい場所であると感じます。護国寺の霊験を今後もより多くの方に感じていただくことができるよう、私どもも微力を尽くしたいと思うところです。
来月の福聚講護国寺定期参拝は、9月15日(土曜日)15時からです。
来月もお一人でも多く方にご参加いただけますことを祈念いたします。
改めまして、護国寺如意輪観音ご本尊はじめ護国寺の仏様のお慈悲と護国寺様のご寛容、また高原講元のご指導と講員各位のご精進に心から感謝申し上げます。