今日は二十四節気の「雨水」の日です。この意味は『暦便覧』には「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」とあるようです。
何十年か前、勤務地の長野でよく聞いた早春賦(注)の「氷解け去り 葦は角ぐむ」の歌詞を懐かしく思い出したりします。
また昨夜は庭に出てみると十日夜の月ともいわれるふっくらとしたお月さまがあかあかと照って私の影を映しました。「つきかげのやや寒きさえ心地よし すでに春ぞとおもふばかりに」という「今良寛」と呼ばれた故郷岡山の松阪帰庵師の歌を思い出しなんとも懐かしい気もしました。
(注、
早春賦
春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず
氷解け去り 葦は角ぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空
春と聞かねば 知らでありしを
聞けば急かるる 胸の思いを
いかにせよとの この頃か
いかにせよとの この頃か)
何十年か前、勤務地の長野でよく聞いた早春賦(注)の「氷解け去り 葦は角ぐむ」の歌詞を懐かしく思い出したりします。
また昨夜は庭に出てみると十日夜の月ともいわれるふっくらとしたお月さまがあかあかと照って私の影を映しました。「つきかげのやや寒きさえ心地よし すでに春ぞとおもふばかりに」という「今良寛」と呼ばれた故郷岡山の松阪帰庵師の歌を思い出しなんとも懐かしい気もしました。
(注、
早春賦
春は名のみの 風の寒さや
谷の鶯 歌は思えど
時にあらずと 声も立てず
時にあらずと 声も立てず
氷解け去り 葦は角ぐむ
さては時ぞと 思うあやにく
今日も昨日も 雪の空
今日も昨日も 雪の空
春と聞かねば 知らでありしを
聞けば急かるる 胸の思いを
いかにせよとの この頃か
いかにせよとの この頃か)