・宝亀元年770四月二十六日、陀羅尼経を納めた百万塔を十大寺に分置されました。(続日本紀に「弘願を発して三重小塔一百万基を造らしむ。高さ各四寸五分。基の径三寸五分,露盤の下に根本,慈心,相輪,六度等の陀羅尼を置く。・・・諸寺に分置す。」
仲麻呂の乱の後孝謙天皇は、「小塔を作り『陀羅尼経』を納め安置すれば、滅罪と鎮護国家の功徳がある」という『無垢浄光大陀羅尼経』(弥陀山訳)をみて百万塔を造る。その塔身上部の孔に本経所説の根本・慈心印・相輪棠中(相輪)・六波羅蜜(六度)の四種の陀羅尼が納入された。大安寺・元興寺・興福寺・薬師寺 ・東大寺・西大寺・法隆寺・弘福寺・四天王寺 ・宗福寺の十大寺に十万基ずつ分置したが
現在法隆寺に重要文化財として三千七十六巻と断片二千余点が残る。
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