福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

お大師様の御足跡寺院その16

2013-09-06 | 法話
16、
・真言院建立(大師三十七歳、弘仁元年、八百十)・・東大寺真言院(奈良市雑司町406の5)大師は弘仁元年東大寺第四世別当に任じられ、東大寺に真言院を建立されたとのことです。また弘仁三年には真言院で伝法灌頂を授けられたとされます。(弘法大師空海の御足跡)東大寺真言院五棟(表門、地蔵堂、神護殿、閼伽井屋・鐘楼、南門)は 平成17年度奈良県指定文化財となっています。

・高貴寺留錫((大師三十七歳、弘仁元年、八百十)・・高貴寺(大阪府南河内郡河南町平石539)役行者によって開基され当初「香花寺」と称したが大師が高貴徳王菩薩を感得され高貴寺と称されるようになりました。奥の院にはお大師様が求聞持を修せられたという御影堂があります。お大師様の「閑林に独座す 草堂の暁 三宝の声 一鳥に聞く 一鳥 声あり 人 心あり、声心 雲水 倶に了了。(後夜に佛法僧鳥を聞く)」の詩はここでおつくりになったという説もあります。(弘法大師空海の御足跡)平成25年3月高貴寺を参拝したときの記録の一部です。「・・求聞持のため鎌倉時代に戒如が建立したとされる奥ノ院には尊者の五輪塔の墓があります。奥ノ院は中央に大師、向かって右に不動明王 左に高貴徳王菩薩が祀られています。法主様のお話によると『ここで大師も求聞持をされたのではないか。丁度本堂の左正面に明星が出る。お堂の前側の戸の星形の文様のうちくりぬかれているところが数か所あるがこれはここから明星を拝するためのものではないか、明治になっては土宜法龍師がここの最後の求聞持行者である。・・昔は悉曇十八章が完成するとここの奥ノ院裏に納めることになっていた。旧事記に、にぎはやひめのみこと、が降臨されたので神下山という。』等のことでした。」(このブログの25年3月28日の記事に出ています。)

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