福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

福田行誡師の歌

2012-07-19 | 法話
犬をいためる長歌

我が庵(いほ)に たえずゆきかふ 母と子の 犬ぞありける あしたには 庭に乳(ち)のみて 夕べには 門(かど)に眠りて この日ごろ なれにしものを 前(さき)の世の 報(むく)いしものか うつし世の わざはひなるか ゆくりなく 昨日のあさけ 犬とりに 打ち殺されて 母と子の しかばねまでも なしと聞く あないたましと 卒塔婆(そとば)たて 施食(せじき)供(ぐ)して 思へらく 身を毛衣(けごろも)に 包まれて 形を横に 生まれきて 吠ゆるほかには 声もなく あさるほかには わざもなく 狗子仏性(くしぶつしやう)は 名のみして 顕現(けんげん)いづれの 日とかせむ しづのをだまき 静かにも 思ひしとけば 後の世に けふ殺されし その犬は 人と生まれて 後の世に けふ殺したる その人は 犬と生まれて 後の世は また殺すらむ また殺されむ

反歌

我もまた惜しとこそ思へ惜しと思ふ命は同じ命ならずや(後落葉集)

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