史料綜覧 巻五 / 文永元年(1264)七月十七日条
「十七日・・金剛童子法等ヲ御深草上皇ノ御所ニ修シテ 彗星ヲ禳フ」
天皇は亀山天皇。鎌倉幕府は宗尊親王。執権は北条長時。当時彗星出現は大事件で
師守記等にも「文永元年七月五日、寅時彗星見東方・・」とあり、日蓮は「・・去る正嘉元年太歳丁巳八月二十三日・戌亥の刻の大地震と、文永元年太歳甲子七月四日の大彗星、此等は仏滅後二千二百余年の間・未だ出現せざる大瑞なり・・」と言っています。
金剛童子法は金剛童子を本尊として安産・除災・延命などを祈る修法。阿娑縛抄に曰く「この法は三井寺の秘法なり。双厳ならびに智泉よくこの法を知り秘奥を究習するの由常に自賛す。熊野を以て修練所とす。彼所に十万金剛童子、参社の輩を擁護す・・」
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