福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

国民は天皇の精神性にお応えしていたか

2019-04-30 | 法話
天皇陛下は退位礼正殿の儀で「即位から三十年、これまでの天皇としての務めを、国民への深い信頼と敬愛をもって行い得たことは、幸せなことでした。」と述べられました。
陛下の方から国民にこういう深い愛情を注がれていたことは実感しますがそれでは逆に、果たして国民が天皇陛下の精神的「深さ・高さ」を感じとり、平成の時代に自ら国民性を高めていったかはまことに疑問です。拝金主義の蔓延、弱者いじめの格差社会、文化的停滞、精神的退廃等数え挙げればきりがありません。元号の変わり目は国民の意識が一斉に更新される大きな転換点です。平成の「拝金主義・精神的退廃」も一掃されると思います。当然自らも身心を律するべきとおもいました。
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