「・・月の光くまなきをば悦ぶ也。同じみそらなれどもくもりたるをみてんといふ人は無し。くもらざるをば、そぞろなるひともみたがる也。・・されば同じ人なりともよかんををこそ尊むべけれ。悪しきに親しむ人は無し。神仏の御めぐみも、よき人にはあるべし。いかにも人の心は直ぐにてよかるべし。よくよく心得たまふべし。(曇った空を見たがる人はいない。そのように同じ人間でも心の正しい人を選ぶべきで、心の曲がった人に親しみを感ずる人はいない。神仏のお恵みも心のまっすぐな人にある。)」「極楽寺殿御消息・北条重時」(北条重時は泰時の弟、連署となり執権・時頼を補佐する。極楽寺を創建し忍性を迎え開基とする。自身も出家し「観覚」と号す。仏教への篤い信仰を基として儒教精神や武士の質実剛健さ等を説いたその思想は、江戸時代まで広く国民各層の意識に影響を与えたとされる。)
最新の画像[もっと見る]
-
金剛頂瑜伽中發阿耨多羅三藐三菩提心論 10ヶ月前
-
一日は定光佛・熱田大明神・妙見様・天神と地神の日 3年前
-
万人幸福のしおり 4年前
-
佛説彌勒大成佛經 (全巻書き下し) 4年前
-
四国八十八所の霊験・・・その97 6年前
-
四国八十八所の霊験・・・その92 6年前
-
四国八十八所の霊験・・その89 6年前
-
四国八十八所の霊験・・・その88 6年前
-
四国八十八所の霊験・・・その83 6年前
-
四国八十八所の霊験・・・その76 6年前