福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は法然上人のお生まれになった日です

2023-05-13 | おすすめ情報

法然上人は長承2年4月7日(1133年5月13日)美作国に押領使・漆間時国の子としてお生まれになっていますが9歳の時に父を殺され、比叡山に登り研鑽の結果、承安5(1175)年、43歳で「浄土宗」をお開きになりました。

 

私も法然上人のお言葉に膝を打つことがあります。

 

法然上人「百四十五箇条問答」には

「一。申候事のかなひ候はぬに、仏をうらみ候、いかが候。

答。うらむべからず、縁により信のありなしによりて利生はあり、この世、のちの世、仏をたのむにはしかず。

一。仏をうらむる事は、あるまじき事にて候な。

答。いかさまにも、仏をうらむる事なかれ。信ある物は大罪すら滅す、信なき物は小罪だにも滅せず、わが信のなき事をはづべし。」等のお言葉には本当にハッとさせられます。

 

又このほかにも、

「又云。人の手より物を得んずるに、すでに得たらんと、いまだ得ざるといづれか勝べき。源空はすでに得たる心地にて念佛は申なり。

又云。往生は一定と思へば一定なり。不定と思へば不定なり。

又云。念佛申さんもの十人あらんに、たとひ九人は臨終あしくて往生せずとも、我一人は決定して往生すべしと思ふべし。又云。一丈の堀をこえんと思はん人は、一丈五尺をこえんとはげむべし。往生を期せん人は、決定の信をとりあひはげむべきなり。又云。

いけらば念佛の功つもり、しなば浄土へまいりてなん。とてもかくても、此身には思ひわずらふ事ぞなきと思ぬれば、死生共にわづらひなし・・」

とおっしゃっています。どのお言葉も現代人にもわかりやすいお言葉です。

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