福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

み仏に りやくりやくとたのむより、 仏 助ける人となれ人 』

2024-12-04 | 法話

『み仏に りやくりやく(利益・利益)とたのむより、 仏 助ける人となれ人 』ときどき私はこの言葉を戒めに思い出すようにしています。
ともすれば我々は「思うこと一つ叶えば又二つ、三つ四つ五つ、六つかしの世や」といわれるように、我利我利亡者となり自分の為の願い事を無限に繰り出します。
 仏様はそういう我々が日々無限の願い事をするのを聞き届けてやろうと途方もない努力をされているのですが、我々はお願いするのが当たり前のような顔をして、次々に願い事を重ねていきます。そして願い事が成就しても知らん顔、かすかにおかげを頂きつつあっても、願いがかなえられない、といって自分の業を棚に上げて仏様を恨んだりしています。仏様はこういう愚か極まりない我々に対してまでもなんとかしてやりたい、何とか助けてやりたいと、日々ご努力されているのです。
 ここで我々は一転して、仏様のお手伝いをさせていただく側に立たなければならないといつも思います。最近ではボランテア活動も定着してきましたが、毎日仏様の「佛行」のお手伝いをする「佛行ボランテア」となることが大切と思います。マハトマ・ガンジーの「世界で起こってほしいと思う変化に、あなた自身がなることです」という言葉があります。自戒すること多々です。

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