1930年(昭和5年)の今日、11月14日、浜口雄幸首相が、東京駅で
凶弾に倒れたとき、次の禅語を口ずさんだといわれます。
「南北東西帰去来(なんぼくとうざい、かえりなんいざ)
夜深けて同じく看る千厳の雪 」
これは、「南北東西のない世界(あの世)にかえるときがきた。あの世に行けばみる雪景色も古来変わらないであろう・・。」とでも言う意味でしょうか。人間生死は紙一重、死ねば皆一緒というのでしょう。咄嗟にこういう言葉が出てくるというのは昔の人は、修行ができていたものです。私も四国遍路のときの笠には「迷故三界城、悟故十方空、本来無東西、何処有南北」(迷うがゆえに三界は城、悟がゆえに十方は空、本来東西なし、いずれの処にか南北あらん)とかいて出かけました。5回ほどまわりましたがなかなか心底から笠の文句の心境には達することはできません。
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