先程石巻市役所から手紙が来ました。
中を開いてみると10年前の東日本大震災のボランテアの礼状でした。
「2011年3月11日
あの日すべてが変わってしまいました。
「行ってきます」と出て行った家も「いってらっしゃい」と見送ってくれた家族も 見慣れた景色も さっきまで働いていた職場も 仲間も
どれか一つ欠けても立ち直れないような出来事を 一度にすべて失ってしまった人が あの日どれほどいたでしょう
現状を知れば知るほど絶望と深い悲しみに暮れる私たちに発災後すぐに国や県 他市町村をはじめ 様々な企業・団体・個人の方々が国内外から沢山の手を差し伸べてくださいました
こんなにも 私たちを想ってくれる温かい手があることを 私たちは震災を通して知ることが出来たのです・・・10年目の区切りとしてここに石巻市民を代表して心より感謝を申し上げます
令和3年3月 石巻市長 亀山紘・・」とありました。
想えば10年前当方などボランテアとも呼べないくらいの小期間、一週間ほどテントに泊まって泥出しをさせていただいただけでした。(当時は1か月単位で来ている方も多くいました。語学学校の外人講師なども相当数が其の位の期間は泊まり込んでいました。)その時、住所氏名を何処かに登録したのでこうして思いもかけずお礼状を戴くことになったのでしょう。それにしても膨大な数のボランテアにこうして礼状を出すのは大変だったと思います。当方も宝物として保存しておきたいと思いました。