「楽観的な考え方を根気強く追及すれば、その考えの持つ人を再生させる影響力を誰しも受け入れざるを得ない。・・類は友を呼ぶという法則によって、一人の人間の思想は、世界に普く存在する同じ性質のすべての思想を同盟軍として自分の方に引きつける・・。かくして人は考えることによって自己の欲望を実現するための援軍をどこからか得ることが出来るのであって、そこで、天来の力が流れ込めるように自分自身の心を開いて、その力を自分の味方とする、これが人生の要諦となるのである。・・・
愚痴っぽい心はどちらかといえば無宗教に向かいやすい、愚痴っぽい心は私の知る限りでは宗教体系の樹立にいかなる役割をも果たしたためしがない。(宗教的経験の諸相、W・ジェイムス)」