福聚講

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今日は菅原道真が臨時仁王會の願文を書いた日

2022-10-17 | 法話

今日は菅原道真が臨時仁王會の願文を書いた日

「菅家文章」「寛平七年(895宇多天皇)十月十七日、臨時仁王會呪願文」

「國主皇帝  仁王般若波羅蜜多に帰命頂礼し 発願無辺なり 所以は何ぞや 大宰府奏すに水鳥の妖、摂津国が言ふに両頭の犢、兵庫器鳥 官廳鷺集、天上の変徴 禁中の恠異、神人に宣べて語る所告云々、流星夢想 所見種々 之を卜筮に咨(はか)り之を陰陽に考ふるに、或は水火の災、或は

賊難、或は薬動患、或は不祥の謀、一人の為と雖も、万民の為と雖も、近処の為と雖も、三業六根、十方諸仏に合掌帰依す。寛平七年猛冬十有七日庚子良辰 大極殿より朱雀門に至る十有六堂 百八十僧は 幡葢荘厳 香花供養 鐘聲連響 梵唄合聲し 百座を講演し 朝夕二時に 緇素同心し 見聞随喜し 心に貮心なく 災難を滅せんと欲す。念には餘念なく 憂患を除き未然に降伏し

転禍為福 在前護持 凶を変じ吉と為さんと欲す。復今秋は五穀の纔熟有り、大乗力の故に 願わくは全く収穫せんことを、乃至永年風雨順時 疫癘起こることなく天下安穏 大鐵圍下 恒沙界中 之を知るも知らざるも 同じく覚道に昇らんことを。」 

 

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