福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

今日は多武峰の大織冠像が破裂した日

2022-09-12 | 法話


続史愚抄 / 明応七年1498九月十二日乙巳条
「十二日乙巳 多武峯神像又破裂」

史料綜覧 巻九 / 明応七年(1498)九月十二日条
「十二日 多武峰大織冠像破裂ス 十二月ニ至リテ 告文使ヲ発遣ス」

・天皇は後土御門天皇。室町幕府は足利義澄。
・多武峰(談山神社と妙楽寺)では天下の問題が起こると、藤原鎌足公の御神像が怒りの破裂を起こすとされて恐れられてきた。御破裂は多武峰から摂関家へ報告され、告文使(こうぶんし)が派遣された。対応すれば、御破裂は治るとされた。
・このころは応仁の乱は文明九年(1478)に終わっているが、七年八月二十五日(1498年) には 東海道全域で大地震(明応の大地震)がおこり津波により浜名湖が外海とつながっている。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日は平城天皇御出家の日 | トップ | 仏教大原理(釈雲照)より・... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

法話」カテゴリの最新記事