以前人生を深く考えさせられる番組を見ました。
・一つ目は、「NHK・街録・人生のピンチ」という番組で「夫に39歳で先立たれ、女手一つで育てた息子にも大学卒業直前に交通事故で先立たれた女性。直後、勤めていた生花店も倒産、その後は廃棄物運送会社に就職して今79歳。二人を供養するために頑張っている。」というもの。
・二つ目は民放の「自閉症の子が小学五年の時、母親は癌で死去、その後父親が男手一つで育てたその子は国際展覧会で優勝するほどの絵画の特異才能が有ることが分かり今は芸術家として活躍している。」というものでした。
3,また、以前NHKでは、東日本大震災で妻と子供三人を失うと共に農業施設を流され2億円の負債を負い、その後2019年の台風19号でさらに1億円の負債を負った男性がそれでも一生懸命生きている姿を映像で放映していました。
4,東日本大震災で両親を一瞬で失った子供や逆にかわいい盛りの子供達を失った親の話もあります。
5,福聚講でも以前、両手両足を失い、ヘレンケラーをして「私より不幸な人」と言わしめた中村久子女史の事を書いていました。
6,こういう事例を見る度に己利己利に凝り固まった矮小な悩みは吹っ飛びます。自分にできる利他行は何だろうと深く考えさせられます。蟷螂の斧でもいいから少しでも世の為になることに努めなければ罰が当たると反省する日々です。また利他行のみが苦悩をすくうという御大師様のおことばを思いだす日々です。https://blog.goo.ne.jp/fukujukai/e/534ac393f772e6f4c7a84114e1b3b415