福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

観音経の解説3/28

2016-02-03 | 諸経
3、
若有持是観世音菩薩名者。設入大火。火不能焼。
「若し是の観世音菩薩の名を持つこと有らん者は、設(たと)い大火に入るとも火も焼くこと能わじ。(七難の内第一難がこの火難。火は瞋恚を表す)」
・広島の熊平金庫の元社長熊平源蔵氏は熱心な観音信者で観音様のお蔭で原爆死を免れたと倉島竹二郎の「観音妙智力」にあります。熊平氏は薬師寺管主大西良慶師に私淑し広島観音会をつくり良慶師に法話をたのんだりしていたそうです。昭和二十年八月六日、熊平氏は疎開していた可部町から会社の有る広島市へ行こうとしたが可部駅へ出る途中の神社の前で苧殻の木がスーッと倒れて来てまるで行ってはいけないと通せんぼをしているように思えたうえ、駅で熱いお茶が出たのをきっかけに一電車遅らせました。このあとすぐ広島に原爆が落とされ間一髪助かった、というものです。
・また同じ本に、豊橋のツアー会社に勤めている佐久間光氏のはなしがありました。氏は観音様の熱心な信者で昭和四十六年夏北海道ツアーのガイドをすることになりましたが出発前も延命十句観音経の掛け軸にお参りしてから出かけましたが、北海道から数十人を引率して羽田へ帰る時、どうしても胸騒ぎがして搭乗予定の全日空機をキャンセルして後の日本航空機に変えた、このとき搭乗予定だった全日空機は雫石上空で自衛隊機と接触し墜落した、というものです。


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