福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

12月4日にお参りする浅間大社と三島大社の御本地(追加修正)

2016-11-30 | おすすめ情報
浅間大社、
・御神体は木花之佐久夜毘売命(このはなのさくやひめのみこと)。大山祇神の御息女にして大変美しく、天孫降臨された瓊々杵尊の后となられたが、貞節を疑われたことから、産に火を放ち、ホデリ(海幸彦)・ホスセリ・ホオリ(山幸彦、正しくは、天津日高日子穂穂手見命(あまつひこ(たか)ひこほほでみのみこと)。彦波瀲武鸕鶿草葺不合尊(ひこなぎさたけうがやふきあえずのみこと)を産み、神武天皇の祖父に当たる。)を産む。
・御神徳は、無事3人の皇子を生まれたという故事にちなみ、家庭円満・安産・子安・水徳の神とされ、火難消除・安産・航海・漁業・農業・機織等の守護神とされる。
・ご本地は大日如来。
「駿河国新風土記」巻之二十四に「富士浅間本宮「楼門を入て左右廻廊あり。 中央に舞殿・拝殿あり。 本宮は二階につくりて外に類なき作りざまなり。 末社三の御前社・七の御前社・若御前社、本宮の東西にあり。 廻廊を出て東の方、天神社あり。 天正の乱に北條氏政放火して本宮焼失せしとき、神体を此社にうつし祭し所なりと云。 其かたはら神池なり。大日堂あり、本地堂と云。 池の中に島あり。 其島に弁才天女の祠あり。 【和漢三才図絵】に六弁才天の其一なりと云。 其像は空海の作にて、空海此所にいたりて初て祭る所なりと云。 別当宝幢院は此池の後にあり。・・」
「仏像図彙」に「富士権現、孝霊天皇五年に現す・・本地大日」等とある。

江戸末期までは、浅間大社の境内には大日堂や三重塔、護摩堂など寺院が建ち並び、本地仏として大日如来をお祀りし、社僧が神前で仏事を勤行。別当寺は寶幢院、末寺に清泰院・閼伽井坊・金蔵坊・乗蓮坊・法泉坊・蓮蔵坊・大圓坊・大蓮寺 薬米寺 があった。

三島大社
・御祭神。
大山祇命[おおやまつみのみこと]、(木花昨夜姫の父)
・ご神徳、大山祇命は山森農産の守護神。
御本地は薬師如来(「諸神本懐集」に「三島の大明神(三島大社)は十二願王医王善逝(薬師如来)なり」とある。
・三島大社の別当寺としては、愛染院、末寺に大徳院・竜宝院・法正院の4子院があった。いずれも明治に廃寺。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 戦友 | トップ | 12月17日福聚講忘年会の場所... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

おすすめ情報」カテゴリの最新記事